2015 Fiscal Year Annual Research Report
捕獲岩の温度圧力情報から探る100mオーダーのリソスフェア構造
Project/Area Number |
25287139
|
Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
山本 順司 北海道大学, 総合博物館, 准教授 (60378536)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鍵 裕之 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (70233666)
石橋 秀巳 静岡大学, 理学部, 講師 (70456854)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
Keywords | 流体包有物 / マントル捕獲岩 / 地質圧力計 |
Outline of Annual Research Achievements |
本課題では,捕獲岩が由来した深度を100mオーダーの解像度で決定できる地質圧力計の開発を目指した. リソスフェアは地球深部からもたらされる温度や流体の通り道として常に議論の舞台となっている.物理的観測によってその物質構造や流体の存在が間接的に推察されつつあるが,その検証や流体の実体,分布などを論じるには岩石構造を直接かつ精細に調べることが有用であろう.そこで我々は,捕獲岩に見られる流体包有物の残留圧力を利用し,捕獲岩の由来深度を精密に読み取ることにより,100mオーダーの解像度でリソスフェアの岩石構造を描き出すことに挑んだ. 最終年度となる今年度は,天然鉱物に見られる流体包有物を用い,実際に100mオーダーの解像度でホスト鉱物の由来深度を議論できるのかどうかに挑んだ.その結果,極めて精確にホスト鉱物の由来深度を決定できることを証明できた.その成果は総説として学会誌に公表した(山本ほか,2015).
|
Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(7 results)