2014 Fiscal Year Annual Research Report
遷移金属触媒を用いない有機金属化合物のクロスカップリング反応
Project/Area Number |
25288046
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
白川 英二 京都大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (70273472)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
Keywords | 有機合成化学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は,(1)ハロゲン化アリールとアリール Grignard 反応剤のカップリング反応の改良法の開発,(2)ハロゲン化アリールおよびアルケニルとアルキル亜鉛化合物のカップリング反応の開発,(3)ハロゲン化アリールおよびアルケニルとアルキニル亜鉛化合物のカップリング反応の開発,(4)ハロゲン化アリールおよびアルケニルとアリールボロン酸のカップリング反応の開発,(5)ハロゲン化アリールとジアリールアミン由来のマグネシウムアミドのカップリング反応の開発,(6)ハロゲン化アリールおよびアルケニルとアレーンのカップリング反応の新しい手法の開発に取り組んだ.年度終了時点で論文として雑誌に掲載されているのは,(1)の研究のみであるが,他の五つの反応についても現在論文作成中であり,27年度の早い時期に論文として,査読付雑誌に掲載されるものと考えている.なお,何れの研究についても,少なくとも一度は学会で発表している.
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究実績の欄で述べた通り,現在多くの研究が仕上げの段階に入っている.
|
Strategy for Future Research Activity |
27年度も基本方針を変えることなく,遷移金属触媒を用いないハロゲン化アリールと有機金属化合物のクロスカップリング反応について,適用範囲の広い実用的な反応系の構築を目標とした研究を続ける.
|
Causes of Carryover |
研究機関の変更に伴って,年度末の研究の進行が若干遅くなったため,試薬の購入などが若干少なくなった.
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
異動先での研究環境を早急に整えて,当初の予定通り研究を進める.
|
Research Products
(7 results)