2015 Fiscal Year Annual Research Report
触媒的環化付加反応を基盤とする新しい精密重合反応の開発
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25288057
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Research Institution | Kanagawa University |
Principal Investigator |
岡本 専太郎 神奈川大学, 工学部, 教授 (00201989)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 重合触媒 / 高分子合成 / 機能性高分子 / 触媒設計・反応 |
Outline of Annual Research Achievements |
環化付加重合のモノマーとして新たに直鎖型トリインを設計した。その重合は円滑に進行し,対応する高分子を与えた。 重合に伴い生成するベンゼン環が共役系に含まれる高分子を合成した。そのUV吸収は長波長化・広域化し,また,長波長シフトした強い蛍光発光を観測した。 新たな環化付加重合として,アルキン―ジイン間の触媒的[4+2]環化付加重合を開発した。重合は円滑に進行し,単峯性分散の高分子を与えたが,反応は逐次的であった。 別途,研究途上でコバルト触媒によるアルキンへのヒドロアルキン化反応を見いだし,この反応をジイン基質に適用した新しい付加重合を開発した。数平均分子量一万程度の共役高分子が生成した。 また,研究の途上で,鉄触媒による電子移動反応を見いだし,オキセタンの還元的マグネシウム化反応の開発へと発展した。この反応は,重合開始反応として利用できる可能性を持っている。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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