2015 Fiscal Year Annual Research Report
カルボニル基が3つ以上連続した構造の特性を利用した新規機能性高分子の創製と応用
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25288060
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Research Institution | Kinki University |
Principal Investigator |
遠藤 剛 近畿大学, 分子工学研究所, 教授 (40016738)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 修平 近畿大学, 分子工学研究所, 助教 (00615932)
古荘 義雄 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (00281270) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 隣接トリカルボニル / 可逆な共有結合 / ネットワークポリマー / 水酸基含有ポリマー / 架橋 / 解架橋 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、カルボニル基の高い反応性に由来する様々な興味深い化学的特性を示す「隣接カルボニル化合物」を基盤とする機能性高分子の創製と応用を目的としている。昨年度までに隣接トリカルボニル化合物を利用した可逆な架橋-解架橋システムを構築するとともに隣接テトラカルボニル化合物のネットワークポリマー構築への応用について検討した。最終年度である本年度は、ポリカルボニル化合物の合成を中心に研究を進め、以下のような結果を得た。ニ官能性α-ケトアルデヒドのベンゾイン縮合を利用した重縮合による主鎖型テトラカルボニルポリマーの前駆体の合成を行なった。1,4-ジアセチルベンゼンを出発原料として過剰量の二酸化セレンで処理することにより、p-ジグリオキサリルベンゼンを得た。さらにDMF 溶液にKCN を10 mol%添加して室温で3時間撹拌すると、ベンゾイン縮合が進行し、重合度は低いものの主鎖型隣接テトラカルボニルポリマーの前駆体が得られた。濃硝酸酸化によるポリカルボニル化合物の合成を検討したが副生成物が多くみられ、NMRおよびIRを用いた解析からはポリカルボニルに関する情報を得ることはできなかった。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(4 results)