2015 Fiscal Year Annual Research Report
コンパクトディスク型マイクロチップを用いるバイオマーカーのイムノアッセイ法の開発
Project/Area Number |
25288065
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
今任 稔彦 九州大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (50117066)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | フローイムノアッセイ / コンパクトディスク型マイクロチップ / バイオマーカー / 電気化学検出 / 蛍光検出 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.コンパクトディスク(CD)型マイクロチップ作製し、これを用いるイムノグロブリンA(IgA)の蛍光/イムノアッセイ法を開発した。すなわち、CD型マイクロチップの中心からの距離が異なる6カ所のリザーバーにIgAと西洋わさびペルオキダーゼ標識IgA混合溶液、洗浄液及びアンプレックスレッド溶液を封入し、これを連結したらせん状流路の一部に抗IgA抗体を固定化したマイクロチップを回転させた。チップ外周部の下方に、中心発光波長453 nmのレーザーダイオードの光を光ファイバーを通してマイクロチップ流路からの溶液排出部に集光し、上方にはロングパスフィルターを通して光電子増倍管で蛍光を検出する蛍光検出システムを構築した。 2.上記のシステムにおいて、リザーバーからの溶液がイムノアッセイの手順に従って送液できるように、あらかじめ測定した各リザーバーにおける臨界回転速度を測定し、これを考慮した時間と回転速度のプログラムを開発した。 3.その結果、蛍光強度とIgAの濃度の間にラングミューアー型の等温式に従う検量線を得ることができ、検出下限濃度として約1 ppmを達成することができた。 4.CD型マイクロチップに分離機能を付与し、多成分の分離検出を可能にするために、薄層クロマトグラフ用シートを利用したらせん状流路を持つCD型マイクロチップを試作した。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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