2015 Fiscal Year Annual Research Report
シリコン中のドーパント原子を用いた高精度電荷制御の研究
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25289098
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
小野 行徳 富山大学, 大学院理工学研究部(工学), 教授 (80374073)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土屋 敏章 島根大学, 総合理工学研究科(研究院), 教授 (20304248)
堀 匡寛 静岡大学, 電子工学研究所, 講師 (50643269)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 電子正孔再結合 / チャージポンピング / 電子スピン共鳴 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度に、電子スピン共鳴の電気的読み出し技術であるElectrically detected magnetic resonance(EDMR)の高感度測定系を立ち上げ、これをもとにプラチナドープPN接合の再結合過程を調べ、スピンの緩和過程の観測したことを受け、同成果を国際会議(AWAD2015)にて発表した。 また、この結果をもとに、EDMRをチャージポンピング過程に適用し、深い準位による電荷転送のEDMR観測にも成功した。同結果は、電荷の高精度転送のみならず、スピン偏極電子の高精度転送にも道を拓くものである。 一方、砒素ドープシリコンの電子スピン共鳴信号を詳細に調べ、砒素ドナーは、リン、アンチモン、ビスマスなどの他のドナーと異なり、低温で常磁性化しにくい(スピン対を作り易い)ことを強く示唆する結果を得られた。同結果は、スピン相関を有する電子対の高精度転送に道を拓くものであり、本課題から派生した新知見であるということができる。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(9 results)
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[Presentation] ESR measurements of As donor electrons in silicon2015
Author(s)
M. Hori, M. Uematsu, A. Fujiwara, Y. Ono
Organizer
The 4th International Symposium on Organic and Inorganic Electronic Materials and Related Nanotechnologies (EM-NANO 2015)
Place of Presentation
TOKI MESSE Niigata Convention Center Niigata, Japan
Year and Date
2015-06-16 – 2015-06-19
Int'l Joint Research
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