2015 Fiscal Year Annual Research Report
アジアの都市組織の起源,形成,変容,転生に関する総合的研究
Project/Area Number |
25289211
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Research Institution | The University of Shiga Prefecture |
Principal Investigator |
布野 修司 日本大学, 生産工学部, 特任教授 (50107538)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | アジア / 都市組織 / 建築類型 / ショップハウス / 街区 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度には、インド都城の系譜とイスラーム都市の境界地域、また、インド都城の内部にイスラーム的都市組織が入り込んでいる都市について焦点を当てるのが当初の予定であったが、調査環境が整わないことから、まず、アジアにおける都市組織研究の原点と言っていいインドネシアのスラバヤについて臨地調査を行った。具体的には、1983~85年に調査を行った2つの同じカンポンについて、基本的に同じフォーマットによって調査を行った。2006年にも同様な調査を実施しており、20年後、30年後の変容を明らかにしたことになる。 また、当初の予定には必ずしもなかったが、イスラームの都市組織の具体的な事例を確認すべく、マグリブ(北アフリカ)の諸都市、エジプトのカイロ、チュニジアのチュニス、スース、カイロワーン、モロッコのマラケシュ、フェスを視察、資料収集を行った。 中国都市については『大元都市 中国都城の理念と空間構造』をまとめた後、中国語訳が決定、その作業を進めた。 また、「店屋(ショップハウス)」という都市住居の形式については、タイについてまとめ、研究成果公開促進助成に採択された(東南アジアの住居 その起源,伝播,類型,変容―タイ系諸族の伝統的住居とショップハウス―)。 3年間の研究については、ほぼ予定通りに終了することができたと考えている。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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