2015 Fiscal Year Annual Research Report
コロイド分散系における流動誘起単結晶化現象の解明と応用
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25289237
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
金井 俊光 横浜国立大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (10442948)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | コロイド結晶 |
Outline of Annual Research Achievements |
サブミクロンサイズの単分散油滴を作製するため、昨年度の推進方策に従い、デバイスの改良を行った。まず生成速度を増加させるため、シリンジポンプを用いた流動方法から窒素ガスを用いたガス圧による制御方法を検討した。ガスの圧力に耐えられるようにデバイスの補強も行い、ガス圧を増加することにより油滴の生成速度を向上できた。またサブミクロンサイズの油滴を作製するため、Siウエハ上に微細加工を行い、内径500 nmの流路を50本並列に配置したデバイスを作製した。ガス圧による流量制御方法と多チャンネル化により、単分散油滴の生産性を向上できた。一方で、油滴サイズは数μmに留まり、サブミクロンサイズの油滴は得られなかった。そこで、油相内に揮発性の高いヘキサンを予め溶解させておき、単分散油滴形成後、ヘキサンを蒸発させることによりサブミクロン油滴の作製を試みた。流量やヘキサン濃度を調整することにより、サブミクロンサイズの油滴の作製に成功した。 流動誘起単結晶化により得られた大面積コロイド結晶をゲルフィルム内に固定したコロイドフォトニック結晶ゲルフィルムでは、フィルムを固定し面内方向の変形を抑制することにより、センサー感度が向上することを見出した。またイオン液体含有コロイドフォトニック結晶ゲルフィルムでは、一軸圧縮により簡便に光学ストップバンド波長を制御できた。圧縮量によりストップバンド波長を可視光領域に渡って線形的に制御できた。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(10 results)