2015 Fiscal Year Annual Research Report
無細胞ディスプレイ技術による次世代低分子抗体医薬の開発
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25289298
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
土居 信英 慶應義塾大学, 理工学部, 准教授 (50327673)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 蛋白質 / 進化 / バイオテクノロジー / がん / 免疫学 |
Outline of Annual Research Achievements |
まず、PURE mRNAディスプレイ法(J. Biochem. 印刷中)の応用として、Gタンパク質共役型受容体(GPCR)に対するアゴニスト抗体の試験管内選択をおこなった。具体的には、開始コドン周辺のmRNAを不安定化する変異を導入することで翻訳量および連結分子形成効率を向上させたヒト一本鎖抗体ライブラリーおよびヒトドメイン抗体ライブラリーを作製し、GPCRの細胞外ループのアゴニストが結合する部分のペプチドをベイトとして4ラウンドの試験管内選択をおこない、陽性クローンを取得した。これらの低分子抗体の解離定数は10 nM程度を示した。大腸菌で大量発現・精製した低分子抗体を用いた免疫染色により当該GPCR発現ヒト培養細胞に特異的に結合することを確認できた。 一方、共有結合型Bicistronic DNAディスプレイ法の応用として、耐熱性二量体抗体の試験管内進化をおこなった。二量体を形成する2つの遺伝子をコードするDNAにランダム変異を導入したライブラリーから、68℃10分の熱処理を選択圧として4ラウンドの試験管内進化をおこない、70℃の熱処理後も抗原への結合活性を有する変異体を取得した。さらに、この変異体遺伝子にさらなるランダム変異を導入し、77℃10分の熱処理を選択圧として3ラウンドの試験管内進化をおこない、80℃の熱処理後も抗原への結合活性を有する変異体を取得した。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)