2016 Fiscal Year Annual Research Report
Functional analyses of the master regulator of reprogramming STEMIN
Project/Area Number |
25291067
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Research Institution | National Institute for Basic Biology |
Principal Investigator |
長谷部 光泰 基礎生物学研究所, 生物進化研究部門, 教授 (40237996)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村田 隆 基礎生物学研究所, 生物進化研究部門, 准教授 (00242024)
石川 雅樹 基礎生物学研究所, 生物進化研究部門, 助教 (00586894)
西山 智明 金沢大学, 学内共同利用施設等, 助教 (50390688)
玉田 洋介 基礎生物学研究所, 生物進化研究部門, 助教 (50579290)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 幹細胞化 / ヒメツリガネゴケ |
Outline of Annual Research Achievements |
(1) 幹細胞化におけるSTEMINの機能:STEMINが結合する多くの遺伝子領域に、転写抑制に機能しているヒストンH3K27me3が局在していたことから、STEMINがヒストン修飾の制御を介して、幹細胞化に必要な遺伝子の発現を制御している可能性が考えられた。STEMINの機能を解明するうえで、この仮説の検証が必要不可欠であると考え、STEMIN誘導後のヒストン修飾変化に焦点をあてた。(a) H3K27me3抗体を用いたChIP-seq解析によりSTEMIN発現誘導後のH3K27me3レベルを調べたところ、多くのSTEMIN標的遺伝子においてH3K27me3レベルが減少することが分かった。(b) STEMIN誘導後の経時的なRNA-seq解析を行なう予定であったが、STEMIN標的遺伝子の発現とヒストン修飾変化の関係を調べることが優先課題であると考え、いくつかの標的遺伝子について、STEMIN誘導後の経時的な遺伝子発現とH3K27me3レベル変化について解析を行っている。 (2) STEMIN結合タンパク質の探索:STEMIN-Mycラインを用いてインタラクトーム解析を計画していたが、STEMIN-Mycタンパク質が不安定であるため、質量分析を行うための十分量の免疫沈降産物を得ることができなかった。そこで、アミノ酸置換により安定化させた変異型STEMINとMycタグを融合したタンパク質を発現させた茎葉体から核タンパク質を抽出し、Myc抗体を用いて免疫沈降を行い、質量分析計で解析したところ、免疫沈降産物に含まれているいくつかのタンパク質を特定することに成功した。 (3) STEMIN遺伝子制御ネットワークの解明: STEMINによるヒストン修飾の制御、およびSTEMIN結合タンパク質の探索が最優先課題であるため、上記の(1)、(2)の実験に集中した。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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