2015 Fiscal Year Annual Research Report
人工土壌作出による土壌微生物および根圏微生物の動態解明
Project/Area Number |
25292054
|
Research Institution | National Agriculture and Food Research Organization |
Principal Investigator |
篠原 信 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 野菜花き研究部門 野菜病害虫・機能解析研究領域, 上級研究員 (90326075)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小川 順 京都大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (70281102)
安藤 晃規 京都大学, 学内共同利用施設等, 助教 (10537765)
加藤 康夫 富山県立大学, 工学部, 教授 (20254237)
野村 泰治 富山県立大学, 工学部, 講師 (40570924)
荻田 信二郎 県立広島大学, 生命環境学部, 教授 (50363875)
宮本 憲二 慶應義塾大学, 理工学部, 准教授 (60360111)
吉田 昭介 京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 研究員 (80610766)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
Keywords | 根圏微生物 / 硝化菌 / Nitrobacter / Nitrosomonas / 根部病害抑制 / メタゲノム / 菌叢 / バイオフィルム |
Outline of Annual Research Achievements |
有機物から無機養分を生成する土壌機能を最少限の微生物で再構成する試みを行い、従属栄養細菌Bacillus badiusに硝化菌(Nitrosomonas europaea、Nitrobacter winogradskyi)を組み合わせ、ポリペプトンをはじめ種々の有機物を無機養分化し得ることが明らかとなった。 ホウレン草、ネギとチンゲンサイについて有機質肥料活用型養液栽培での栽培を行い、その根のバイオフィルムの微生物叢について次世代シークエンサーによる解析を行った。その結果、いずれの植物でも Paracoccus属やArthrobacter属は、上位に位置していた。一方、「好硝酸性植物」であるチンゲンサイとホウレン草は、硝化菌の密度が他の植物と比べて低い傾向にあった。「好アンモニア性植物」であるネギの微生物相で上位を占める属(Polaromonas、Verminephrobacter、Bordetella、Spirosoma、Acinetobacter、Pedobacter、Alicycliphilus、Flavobacterium、Variovorax、Albidiferax、Delftia、Dyadobacter)が、他の植物では順位が低い傾向であった。 根圏微生物が植物体に与える影響をみるべく、モデル植物としてトマト(マイクロトム)を選出しトランスクリプトーム解析を行った。有機質肥料活用型養液栽培と無機栽培にて生育させたマイクロトムの根をサンプリングし、トマト組織由来のRNAを抽出、cDNAを調製し、次世代シークエンサーにてRNAseqを行い、現在、in silico 発現解析にてバイオフィルム形成によって活性化される遺伝子群を同定中である。 有機質肥料活用型養液栽培の微生物から微生物を単離し、Fusarium病を抑止する微生物ペアを5組発見、微生物資材の可能性を示した。
|
Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(26 results)