2016 Fiscal Year Annual Research Report
The role of gonads for growth in teleosts "Basic and Applied"
Project/Area Number |
25292126
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
三浦 猛 愛媛大学, 南予水産研究センター, 教授 (00261339)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 成熟 / 成長 / 水流 / 栄養 / ティラピア / マダイ |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度ティラピアを様々な強度の水流で飼育したところ、水流の強度と成長速度に相関があったことが明らかとなった。そこで、今年度は水流強度による成長と成長の相関を観察した。秒速5.5cm(微弱流速群)、10.3cm(弱流速群)、16.3cm(中流速群)および37.7cm(強流速群)の4種類の流速の水槽にティラピアを飼育し、その成長を観察したところ、昨年と同様、流速の強度に従って成長速度が加速することが再現された。各流速群のティラピアを雌雄に分けて、生殖腺体指数(GSI)および生殖腺の組織観察から成熟度合いを観察したところ、雌雄とも中流速群までは流速の速度依存的に成熟が進行するが、強流速群では雌雄とも成熟が抑制された。この実験に使用したティラピアの血中のエストラジオール-17ベータ、11-ケトテストステロンおよびコルチゾルを測定したところ、コルチゾルに関して、水流の強度に従って、血中量の増加傾向が認められた。以上より、流速、成長および成熟には何らかの関係があることが明らかとなった。 実際の養殖漁場で開発した魚抽出液を含む低栄養モイストペレットと一般的な高栄養モイストペレットを給餌したマダイの成長と成熟の違いを観察した。その結果、低栄養群と高栄養群では成長には差はないものの、低栄養群の生殖腺は著しく小さく、高栄養群の生殖腺体指数がオスで3.57、メスで4.11であったのに対し、低栄養群では、オスで0.34、メスで1.16であった。以上より飼料の組成が成熟に影響を与えることが明らかになった。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(11 results)
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[Presentation] Bidirectional sex changes in Akoya pearl oyster.2016
Author(s)
Toshiharu Iwai, Masaharu Takahashi, Jeane S. Mulyana, Chiemi Miura, Takeshi Miura
Organizer
The 87th Meeting of The Zoological Society of Japan
Place of Presentation
Okinawa Convention Center(Okinawa・Ginowan)
Year and Date
2016-11-17 – 2016-11-18
Int'l Joint Research
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