2015 Fiscal Year Annual Research Report
活性酸素シグナルによる精子幹細胞自己複製制御機構の解明
Project/Area Number |
25293067
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
篠原 隆司 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30322770)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 精子形成 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度我々はNox遺伝子の別familyであるNox3遺伝子がマウス精子幹細胞の自己複製分裂において果たす役割の解析を行った。通常Nox3遺伝子は対数増殖期にある培養精子幹細胞であるgermline stem (GS)細胞には発現していない。しかしながら、自己複製因子を除き飢餓状態にした後に再度自己複製因子を添加することで一過性に発現してくる。Nox3に対するshort hairpin RNAをGS細胞で発現すると、自己複製因子を添加した後の活性酸素量の低下が見られるのみならず、細胞増殖も抑制される。Nox3を強制的にGS細胞に発現してもその増殖には大きな影響は見られなかったが、Nox3の発現抑制されたGS細胞もしくは精巣細胞を精子幹細胞移植法により定量すると精子幹細胞活性が低下していることが明らかになった。このことから、精子幹細胞の自己複製分裂にはNox1とNox3遺伝子が異なった局面で作用していることがわかった。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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