2015 Fiscal Year Annual Research Report
婦人科系腫瘍由来エクソソームの特異的かつ高感度検出法の開発研究
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25293133
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Research Institution | Toyo University |
Principal Investigator |
加藤 和則 東洋大学, 理工学部, 教授 (60233780)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 腫瘍マーカー / 卵巣がん / EphA2 / 乳がん / エクソソーム / 抗体 / ELISA |
Outline of Annual Research Achievements |
乳がんおよび卵巣がんはそれぞれ乳腺および卵巣にできる婦人科系に特徴的な悪性腫瘍である。乳がんは女性の12人に1人の割合で発症するとても罹患率の高いがんである。一方、卵巣がんは乳がんに次いで罹患率の高いがんであり、初期症状がほとんどないため、発見時にはステージが後期に差し掛かっていることも多い。そこで早期治療を行うため、早期発見の重要性が増している。本研究では、多くの種類のがんで高発現しているEphA2をバイオマーカー候補として検討した。EphA2はチロシンキナーゼ受容体のファミリーに属し、腫瘍の増殖や浸潤、遊走等のシグナル伝達に関与しており、可溶化EphA2としても遊離した状態で血液中に存在していることが知られている。 本研究ではまず、乳がんおよび卵巣がん細胞の細胞表面上のEphA2を表面分子解析法で解析し、各細胞上清および各がん患者の血清中のEphA2濃度をサンドウィッチELISAで測定した。その結果、各種がん細胞の細胞表面上にEphA2発現が認められ、本研究課題の成果である高感度で可溶化EphA2を測定できるサンドウィッチELISAを用いて培養上清中に検出することが出来た。次にEphA2が乳がんおよび卵巣がんに対する新規のバイオマーカーとしての有用性を検討した。その結果、乳がん患者(10例)の血清中におけるEphA2値は、健常人の平均値より高い値とはならなかった。一方、卵巣がん患者(26例)の血清ではEphA2の平均値が健常人より有意に高い値であった。卵巣がんのバイオマーカーとして実用化されているCA125とEphA2との相関を解析した。その結果、両者に相関性は低く、EphA2が新規のバイオマーカーとしての可能性が示唆された。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(11 results)