2015 Fiscal Year Annual Research Report
レセプトデータ分析による糖尿病患者の受診状況と医療サービス利用及び血糖との関連
Project/Area Number |
25293160
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
馬場園 明 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90228685)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今任 拓也 国立医薬品食品衛生研究所, その他部局等, 研究員 (20368989)
福田 治久 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (30572119)
畝 博 福岡大学, 医学部, 教授 (40122676)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 医療管理学 / 疾病管理 |
Outline of Annual Research Achievements |
全国健康保険協会福岡支部加入者のうち、2010年度の健診を受診し、HbA1c(NGSP)≧6.5であり、経口血糖降下薬、インスリン投与中でないと回答し、かつ2010年度末のレセプトから糖尿病(E10-14)で受診していない者778名を対象とし、2010年度から2012年度の健診データ、2011年4月から2013年3月診療分のレセプトデータを連結し、後ろ向きに追跡した。2011年度中のレセプトデータから糖尿病で外来受診した診療月数を受診頻度の指標とし、2010年度と2012年度の健診データから計算したHbA1c変化量を目的変数、受診頻度カテゴリを要因とした一元配置分散分析を行った。次に、HbA1c変化量を目的変数、性、年齢区分、体型、高血圧、脂質異常、生活習慣、受診頻度を説明変数とし、居住市町村を操作変数とした回帰分析によって、受診頻度がHbA1c変化量に与える影響を評価した。 対象者の受診頻度は未受診:519名(66.7%)、1-3か月:115名(14.8%)、4-6か月:54名(6.9%)、7-9か月:52名(6.7%)、10-12か月:38名(4.9%)であった。一元配置分散分析の結果、各群での平均値(標準偏差)は、未受診:0.16 (1.51)、1-3か月:-0.23(1.45)、4-6か月:-1.04(1.75)、7-9か月:-1.48 (1.75)、10-12か月:-1.69(1.85)であり、群間で有意なばらつきを認めた(F=15.77、p<0.001)。多重比較の結果、受診頻度が1-3か月である群以外のすべての群で未受診群に比べ、有意なHbA1cの低下が認められた。回帰分析の結果、年齢(40代:β:0.86、p=0.008、50代:β=、60代:β=)と受診頻度(β:-0.35、p<0.001)で有意な関連が認められた。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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