2015 Fiscal Year Annual Research Report
褐色脂肪細胞特異的転写制御におけるクロマチン構造変化とエピゲノム制御の役割
Project/Area Number |
25293209
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
脇 裕典 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (00466765)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 褐色脂肪 / エンハンサー / 転写因子 / 転写制御 |
Outline of Annual Research Achievements |
In vivo 褐色脂肪組織のFAIRE-seq/ChIP-seq:オープンクロマチン(転写制御)領域/ヒストン修飾のエピゲノム解析:マウスの褐色脂肪組織(BAT)、白色脂肪組織(皮下scWAT・生殖器周囲epiWAT)、肝臓(コントロール)に対してin vivo のFAIRE- seqを施行し、全ゲノムレベルでBAT、scWAT、epiWATでオープンクロマチン領域を同定した。褐色脂肪細胞に特異的な遺伝子近傍では、褐色脂肪細胞に特異的なオープンクロマチン領域を認めた。褐色細胞特異的エンハンサーのunbiased な同定の目的で施行したモチーフ解析により、褐色細胞特異的な転写制御作用をもつ候補遺伝子の一つにはアイソフォームが存在するが、その一つはマウス臓器や種々の細胞培養株において、褐色脂肪組織や褐色脂肪組織から樹立された培養細胞株において強く発現しており、レトロウイルスによる過剰発現やsiRNAによるノックダウンなどの分子生物学的実験の結果から褐色細胞特異的な転写制御を誘導する因子であることを明らかになった。ChIP-seqによる本因子や脂肪細胞のマスターレギュレーターPPARgのゲノム上の結合部位の解析から褐色細胞特異的な転写制御のメカニズムが明らかとなった。ヒトの褐色脂肪組織においても対照と比較し高発現しており重要な因子であることが示唆された。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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