2015 Fiscal Year Annual Research Report
ゲノムコピー数低下領域に特化した日本人若年糖尿病の発症機構の解明
Project/Area Number |
25293228
|
Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
堀川 幸男 岐阜大学, 医学部附属病院, 准教授 (10323370)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武田 純 岐阜大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (40270855)
飯塚 勝美 岐阜大学, 医学部附属病院, 講師 (40431712)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
Keywords | MODY / 原因遺伝子 / エクソーム / CNV / 連鎖解析 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は比較的家系情報の多い小家系の全エクソンシーケンスを次世代シークエンサーにて追加施行し、その後アミノ酸変異、家系内連鎖解析、変異アリルの頻度解析を統合した尤度比検定を用いる新規家系変異解析プログラム pVAAST に供して、真の MODY 遺伝子変異を効率よく同定することを目指した。従来のエクソーム変異フィルタリングはコント ロールのもつレア変異を全部消してしまうことが大きな問題であった。即ち、もし罹患状態 の設定が違っていればレスキュー不可能になるが、これに対して pVAASTは連鎖における不完全浸透率を考慮しており、罹患状態の設定変更にも強くレア 変異も落としにくい解析法と考えられた。先ず既知 MODY(MODY5) 家系と若年発症 2 型糖尿病の大家系を本プログラムに供して、浸透度始めパラメーター設定と検出感度を検証して解析のための最適条件を設定した。そして pVAAST に他の家系の MODY 発端者や、日本人コントロールサンプルを197名供することにより、候補遺伝子変異の効率的差別化を図った。その結果、日本人メジャーMODY 遺伝子の存在は否定的で、多数の家系特異的 MODY 遺伝子変異(locus heterogeneity)の存在が考えられた。実際、単一の大家系解析ではある核内転写因子を有力な新規MODY候補遺伝子として獲得することができた。一方、小人数の家系解析では、複数家系で遺伝子変異が認められた遺伝子から、MLPA 法によるコピー数の検定並びに従来のサンガー法による配列の検定を加えて、別の新規 MODY 候補遺伝子を2個特定しており、現在 上記MODY候補遺伝子の変異タンパクのインスリン分泌不全惹起機構との関連について検討を進めている。
|
Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|