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2015 Fiscal Year Annual Research Report

Fli1を中心とした全身性強皮症の一元的モデルの確立

Research Project

Project/Area Number 25293242
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

佐藤 伸一  東京大学, 医学部附属病院, 教授 (20215792)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 浅野 善英  東京大学, 医学部附属病院, 講師 (60313029)
Project Period (FY) 2013-04-01 – 2016-03-31
KeywordsB細胞 / CD19 / Fli1 / 全身性強皮症 / ブレオマイシン / 皮膚硬化 / 自己免疫
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的はFli1による全身性強皮症におけるB細胞機能異常への関与を明らかにすることによって、Fli1による全身性強皮症の一元化モデルを完成させることである。本年度の主な目標は、一昨年度作成したFli1をB細胞特異的に欠損させたマウスの解析を完成させることである。Fli1は様々な組織に発現する転写因子であることから、B細胞におけるFli1の関与を明らかにするためにB細胞特異的にFli1を欠損させたマウス(Fli1flox/flox, CD19-Cre+/-マウス)をCre/loxPシステムを用いて作成した。昨年度は、Fli1flox/flox, CD19-Cre+/-マウスでは、ブレオマイシン誘発性皮膚硬化、肺線維症がコントロールマウスに比較して増強していることを明らかにした。今年度は免疫学的異常と血管病変について詳細に解析を行った。Fli1flox/flox, CD19-Cre+/-マウスでは、B細胞シグナルを負に制御するCD22の発現が低下していることを見いだし、さらにFli1がCD22のプロモーター領域に結合することも確認した。また、Fli1flox/flox, CD19-Cre+/-マウスでは、抗核抗体産生が認められ、B細胞からのIL-6産生も亢進していた。血管病変については、Fli1flox/flox, CD19-Cre+/-マウスでは血管透過性の亢進、血管の閉塞などが観察された。さらに、Fli1flox/flox, CD19-Cre+/-マウス由来B細胞は血管内皮細胞の表現形質をより脆弱なものに変化させた。以上より、Fli1flox/flox, CD19-Cre+/-マウスでは、ヒトの全身性強皮症と同様に、皮膚硬化、肺線維症、免疫学的異常、血管病変を呈することが明らかとなった。

Research Progress Status

27年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

27年度が最終年度であるため、記入しない。

Causes of Carryover

27年度が最終年度であるため、記入しない。

Expenditure Plan for Carryover Budget

27年度が最終年度であるため、記入しない。

URL: 

Published: 2017-01-06  

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