2016 Fiscal Year Annual Research Report
実践を変革する母乳育児支援専門家教育プログラムと配信システムの開発
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25293459
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Research Institution | Japanese Red Cross College of Nursing |
Principal Investigator |
井村 真澄 日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (30407621)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
江藤 宏美 長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (10213555)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 母乳育児支援 / 専門家教育プログラム / 教育配信システム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、母乳育児支援専門家教育プログラムおよび配信システムの開発をめざし、 1.新生児の能力と母子相互作用を尊重した新生児がリードする授乳支援教育プログラムの確定。2.国内外の教育プログラム内容と教育システムについての情報収集・分析。3.目的1.2.を基に、専門家教育プログラム、教育媒体、教育配信システムを開発する。4.開発した配信システムを用いて教育プログラムを実施して効果を検証することである。 1.平成28年度は目的3のうち、e-learning教材と配信に関する詳細機能の多角的検討を経て業者選定を行い、システム構築を行った。(1)サーバーネットワーク構築として、学習管理システムが搭載されるシステムサーバーには暗号化通信を可能とするSSL/TLS証明書を取得しセキュリティリスクに備えた。同時に、動画視聴に同時アクセスした際の遅延予防としてシステムサーバーとは別に、動画ファイル搭載用のサーバーを用意した。(2)学習管理システムLearning management systemとして機能的に安定しカスタマイズが容易なMoodleを導入し、受講者が場所や時間にとらわれずにアクセスできるよう、受講者側の多様な視聴環境(パソコン、タブレット、スマートフォン)に対応できるサイトを構築した。 2.加えて、昨年度確定させたプログラム6領域構造と内容をさらに精選し、出生直後からの母乳育児支援および乳房トラブルと乳腺炎の教育内容の改定と収録を行った。受講者の効果的学習を促進し、通信負担を軽減させるため教材内容をセグメント化して分割編集とした。この分割編集により、動画の視聴履歴取得が可能となり、管理者が受講者の進捗を把握できるようにした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
厚生労働省医政局看護課看護職員確保対策特別事業に基づく研究における主任研究者としての一連の研究活動、および不測の事態であった複数家族メンバーの介護および病気入院・在宅加療調整と付き添いにより、自己の科学研究に当初予定していた必要時間を捻出することができない状況が発生した。
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Strategy for Future Research Activity |
平成28年度の達成状況の遅延を踏まえ、補助事業期間延長承認申請を行った。補助事業期間延長が承認されたため、平成28年度に実施予定であった目的4:開発した配信システムを用いて教育プログラムを実施して効果を検証することについては、次年度平成29年度研究活動とする。
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Causes of Carryover |
上記研究の進捗遅延により、目的4にかかわる費用が発生する。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成29年度は、教育プログラムコンテンツの作成(特に乳汁分泌ホルモン、女性の労働と母乳育児等に関する海外講師招聘にかかる費用等)、プログラム配信システムの運用、教育プログラムを実施、分析、評価、報告書作成等にかかる費用に対して、補助金を使用する計画である。
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Research Products
(5 results)