2015 Fiscal Year Annual Research Report
中央ユーラシアにおける探検隊考古資料を活用した無形文化遺産の保存伝承研究
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25300005
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Research Institution | Kansai Gaidai University |
Principal Investigator |
鵜島 三壽 関西外国語大学, 国際言語学部, 教授 (60515774)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
斎藤 完 山口大学, 教育学部, 准教授 (10403635)
セミ アブドラフマン 東京藝術大学, 音楽学部, 講師 (40643432)
武田 和哉 大谷大学, 文学部, 准教授 (90643081)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 無形文化遺産 / ムカーム / シャシュマコーム / ナヴルーズ |
Outline of Annual Research Achievements |
中国の新疆ウイグル自治区のウルムチ、イーニン、カシュガル、ハミで楽器及び楽器製作者の調査を行った。またあわせてムカーム(ユネスコ無形文化遺産)の音楽調査を行った。平成27年11月ウルムチで行なわれた第11回日中音楽比較国際学術会議でこれまでの研究成果を発表をした。遼寧省の瀋陽市や朝陽市などで、無形文化遺産に関する取組みや現状等についての聞き取りを行った。また北アジア調査報告会に参加して、研究動向等の情報収集と学術交流を行った。 ウズベキスタンのタシケントにおいてナヴルーズ(ユネスコ無形文化遺産)の現状と保護施策について調査を行った。タシケントにあるユヌス・ラジャビィ資料館でシャシュマコーム(ユネスコ無形文化遺産)に関する古写真を調査した。また、同国リシタン、アンディジャンにおいて楽器製作者の調査を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
ユネスコの無形文化遺産になっているムカーム(中国)、シャシュマコーム、ナヴルーズ(ウズベキスタン)について現地調査を実施したが、日程の調整がつかず、当初想定した回数を行うことができなかった。ただ調査も3年目を迎え、これまでの成果を論文や学会発表という形で公開することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度に当たるので、これまでの成果を報告書、写真パンフレット、DVDなどの形で記録を作成する。また、普及啓発活動の一環として、ムカームの演奏、ワークショップも実施したいと考えている。
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Causes of Carryover |
旅費にあてる計画額のうち、日程が合わず代表者および研究協力者による海外調査が1回分少なくなったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度の旅費に充当するとともに、ワークショップ実施による公開活動の謝金などにあてる。
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[Presentation] 論nakkara-khana2015
Author(s)
アブドセミ・アブドラフマン
Organizer
第11届中日音楽比較国際学術研討会
Place of Presentation
新疆芸術学院
Year and Date
2015-11-09 – 2015-11-09
Int'l Joint Research