2016 Fiscal Year Annual Research Report
Formation of Nomadic Societies in Ancient Eurasia: A Comparative Study
Project/Area Number |
25300040
|
Research Institution | Kokushikan University |
Principal Investigator |
大沼 克彦 国士舘大学, イラク古代文化研究所, 名誉教授 (70152204)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久米 正吾 東京藝術大学, 社会連携センター, 特任講師 (30550777)
濱田 英作 国士舘大学, 21世紀アジア学部, 教授 (50254727)
宮田 佳樹 金沢大学, 環日本海域環境センター低レベル放射能実験施設, 博士研究員 (70413896)
岡田 保良 国士舘大学, イラク古代文化研究所, 教授 (90115808)
佐藤 宏之 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (50292743)
早川 裕弌 東京大学, 空間情報科学研究センター, 准教授 (70549443)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
|
Keywords | 遊牧社会の形成 / 中央アジアと西アジア / 比較考古学 / 遺跡の分布調査と発掘調査 / キルギス共和国 / 考古学 ①キルギス共和国 / 遺跡の調査 ①キルギス共和国 / データベース ①キルギス共和国 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.キルギス現地調査:久米正吾がナリン川流域ナリン・トー連山のモル・ブラク1遺跡で試掘調査をおこない(平成28年8月8日~26日)、これに地理情報学の早川裕弌が5日間合流した。 2.国内研究:(1)遺跡測量図と遺物実測図をデジタル図化した。(2)現地調査で得 た炭化資料のC14年代測定をおこなった。(3)キルギス側研究協力者の Aida Abdykanova 教授を招聘し、京都で開催された世界考古学会議第8回京都大会(WAC-8 Kyoto 2016 (平成28年8月28日~9月2日))のT06-S部会(Recent Archaeological Research in Central Asia)で本研究のメンバーとともに研究成果を複数発表した(9月1日)。(4)4年にわたる研究で蓄積した研究成果と今日まで蓄積されてきた周辺地域の関連研究成果をとりまとめ、『キルギスとその周辺地域における遊牧社会の形成2016年度科学研究費基盤研究(B)海外学術調査「ユーラシア古代遊牧社会形成の比較考古学(課題番号:25300040)」論文集』(全117頁)を出版した(平成29年1月31日)。(5) 第24回西アジア発掘調査報告会(東京都豊島区の古代オリエント博物館で開催)で「ユーラシア古代遊牧社会形成の比較考古学:キルギス、ナリン川流域での日本-キルギス合同考古学調査(2016年)」という演題の発表をおこなった(平成29年3月25日)。 3.成果:最終年度としての総括的かつ補足的な調査として実施したキルギス現地調査 の成果を過去3年間に蓄えた知見に加えることをとおして、キルギスにおける紀元前12000年から1500年(中石器時代~後期青銅器時代)にかけて遊牧社会が形成した過程と集団間交流の実体の解明に向けて大きく前進した。
|
Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(11 results)