2017 Fiscal Year Annual Research Report
Inter-Ethnic Communication in a Symbiotic Society in Primary Tropical Forests in Borneo
Project/Area Number |
25300045
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
金沢 謙太郎 信州大学, 学術研究院総合人間科学系, 准教授 (70340924)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
分藤 大翼 信州大学, 学術研究院総合人間科学系, 准教授 (70397579)
小泉 都 京都大学, 総合博物館, 特別研究員(RPD) (00506884)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 文化人類学 / 民族学 / 熱帯原生林 / 狩猟採集民 / 農耕民 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、狩猟採集民と農耕民の共生関係を、マレーシアのサラワク州のバラム河上流域(ウルバラム)を対象に、熱帯原生林をめぐる両者のコミュニケーション過程という分析視座から追究することである。サラワクで現在、唯一まとまった原生林が残っているのがウルバラムである。これまでサラワク州政府と木材会社は残された原生林を商業伐採しようとしてきたが、この数年で一転して、商業伐採に反対するプナン人コミュニティとの対話に応じるようになった。この30年間で初めてのことである。現在、州政府は残された原生林に対して「バラム遺産森林(Baram Heritage Forest)」という名称を提案し、ウルバラムのプナン人コミュニティと協議を行っている。 最終年度の研究実績は次の通りである。1)本研究メンバーは調査対象集落において、補足的な聞きとり調査を行った。2)プナン人が雇用されて栽培されているコーヒーのマーケティングに関して調査した。3)プナン人とクラビット人の植物利用・知識に関する調査、分析を行った。4)現地カウンター・パートであるマレーシア・サラワク大学のボルネオ研究所で研究報告を行ない、意見交換を行った。5)マレーシア・サラワク大学のボルネオ研究所から研究員を招へいし、信州大学でセミナーを開催した。6)本研究メンバ―は信州大学にて研究成果と課題について報告した。7)最終年度の研究成果には次年度に確定している学会発表や出版物も含まれている。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(17 results)