2017 Fiscal Year Annual Research Report
Anthropological Study of Nationalism in Timor Leste
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25300046
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
中川 敏 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (60175487)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
奥田 若菜 神田外語大学, 外国語学部, 講師 (10547904)
上田 達 摂南大学, 外国語学部, 准教授 (60557338)
福武 慎太郎 上智大学, 総合グローバル学部, 教授 (80439330)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | ナショナリズム / 国語 / 中心と周縁 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は11月の国際カンファレンスを中心に活動を行なった。オーストラリア国立大学のジェームズ・フォックス教授とアンドリュー・マクウィリアム博士を招聘したが、ジェームズ・フォックス教授が体調不良で辞退された。急遽オーストラリアのスウィンバーン大学のマイケル・リーチ教授を招聘した。 カンファレンス(英語、公開)は2017年11月12日に大阪大学中之島会館において開催された。中川による全体の流れの説明の後、午前中は3本の発表がされた。中川が「不在のナショナリズム---インドネシアから見た東ティモール」を、リーチが「東ティモールのナショナリズムの他にない特徴」を、そしてマクウィリアムが「ライ・ナインとライ・ティモールの間で」を発表した。リーチの政治学的発表には同じく政治学者である井上浩子がコメントし、マクウィリアムのティモールの民族誌に基づく発表には、青木恵理子によるフローレス島の民族誌に基づくコメントがあった。昼食休憩を挟み、午後には4本の発表がされた。福武が「土地の中心、国家の周辺---南テトゥン社会における戦争と移民」を、上田が「繰り返される邂逅 --- 都市部における和解の儀礼について」を、森田が「ネズミの道の合理性 --- 国境の密輸をめぐって」を、そして最後に奥田が「ポルトガル語を国家語とすることについて」を発表した。(NGO として活動した経験に基づく)福武の発表には、開発援助の視点から白川千尋がコメントし、上田の発表には、コンフリクトの人類学を進める栗本英世がより広い理論的な文脈からコメントをした。森田の発表には、東ティモール研究者であるバウティスタによる詳細なコメントがあり、最後の奥田の発表には、東ティモール同様にポルトガルの植民地であったゴア(インド)の言語政策の研究者である松川恭子により興味深い比較の視点からのコメントがなされた。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(8 results)