2015 Fiscal Year Annual Research Report
伝統文化･歴史を重視するアジア農村発展モデル提唱をめざす実践型地域研究
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25301009
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| Research Institution | Kyoto University |
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Principal Investigator |
矢嶋 吉司 京都大学, 東南アジア研究所, 研究員 (90444489)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安藤 和雄 京都大学, 東南アジア研究所, 准教授 (20283658)
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| Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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| Keywords | 伝統文化・歴史の重視 / 集落民俗文化資料館 / 実践型地域研究 / 村落誌 / 農村コミュニティの再生 / 次世代への継承 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、地域の伝統文化や歴史を再認識し「村に暮らす生きがいや誇り」の回復を通して農村の発展に寄与することを目的に、ラオス国立大学農学部・T村関係者と協働して、平成２７年度以下の項目を実践型地域研究の手法で実施した。
1.伝統文化と歴史を重視する農村発展のための調査として、T村で（１）集落民俗文化資料館の伝統文化・農具民具の記録、（２）黒タイ族を焦点とした開村史の聞取り調査、（３）住民の村落調査・記述記録能力の育成のためのPC研修。
2.伝統文化・歴史の調査・記録能力向上の実践として、（１）農学部のラオ農民伝統農具博物館の資料整理とデータベース化、（２）T村村落誌と集落民俗文化資料館収蔵品の記録の編集、（３）農学部・T村関係者によるラオス・カムアン県、ポンサリー県での伝統文化・農民具収集村落調査。
本研究の具体的な成果として、1. 農学部博物館の収蔵物の整理とラオ語によるデータベース化（ドラフト）、2. 英語とラオ語によるT村村落誌と集落民俗資料館資料集（ドラフト）、などが作成された。
以上に加え、目に見える形で示すことはできないが、1. 農学部博物館の活動が広く認知されるなど伝統文化・道具や歴史の記録保存の重要性が認識されたこと、2. 関係者、特にラオス国立大学農学部教員に伝統文化・歴史を収集保存する能力育成の場が提供されたことなど、本研究が、ラオスにおける伝統文化・歴史の重要性が再考される機会となったことも成果として挙げておきたい。
アジアの農村では、経済発展の一方、高齢化や地域社会の崩壊が現実の問題となりつつある。伝統文化・歴史を次世代に受けつぎ世代間のギャップを小さくすることが、地域社会再生の一つの切り口として課題軽減に寄与できることを提示したと自負するとともに本研究の意義があり、今後も継続する必要がある。本研究の知見は、日本語、英語、ラオ語でホームページに公開する。
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| Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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| Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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| Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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| Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] On the introduction of paddy rice cultivation by swiddeners in Arunachal Pradesh, India2015
Author(s)
Kosaka, Y., Saikia, B., Rai, C.K., Hage, K., Asada, H., Hui, T., Riba, T., Ando, K.
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Journal Title
Tropics
Volume: 24
Pages: 75-90
Peer Reviewed / Int'l Joint Research
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