2015 Fiscal Year Annual Research Report
共有林経営の持続性と効果 ―ネパール113天然林の再調査―
Project/Area Number |
25301023
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
橘 永久 千葉大学, 法政経学部, 教授 (70301017)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
櫻井 武司 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (40343769)
島田 沢彦 東京農業大学, 地域環境科学部, 教授 (90349811)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 共有林経営 / 森林資源計測 / ネパール / 森林パネルデータ |
Outline of Annual Research Achievements |
期間3年間の最終年度にあたる2015年度は、予定していた56の森林のうち、54林の資源計測と利用住民に対する社会調査を2016年3月21日までに終えることができた。現地研究協力者の多大な努力によるものであり、深く感謝している。 しかしながら調査対象地ネパールでは、2015年夏ごろから2016年初めにかけて、新憲法制定に伴う隣国インドとの関係悪化により、ガソリン代がそれ以前の4倍の水準にまで高騰した。ネパール丘陵地帯からランダムに選んだ森林の調査を行う本研究は、このガソリン代高騰から深刻な影響を受けざるを得なかった。具体的には、調査チームを運ぶためのレンタカーの確保に苦労し、特にアクセスが難しい東部2森林の調査は棚上げとした。また高騰したレンタカー代のため現地調査費用が予定を大幅に超過し、計測・調査した54林の年度内のデータ入力・クリーニングは全て断念した。データ入力は、本科研費とは別予算での実施、または申請者自身の作業となる。衛星画像の購入も、当初予定の半分程度まで絞り込んだ。 幸いなことに、2014―15年の乾季に計測した55林に関しては、本年度の乾季が始まる2015年10月までに森林資源データの入力を終えていた。また2015年4月25日に起きたネパール大震災により、ネパール中部・西部の森林に関しては、震災前後で立木に対する需要などの諸条件が大幅に変わっていると考えられる。そこで今後は、一昨年度に計測した55林のデータを1988-90年に計測した対応データと比較する作業に、まずは集中する予定である。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)