2015 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
25301027
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
絵所 秀紀 法政大学, 経済学部, 教授 (10061243)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡邉 真理子 学習院大学, 経済学部, 教授 (10466063)
田村 晶子 法政大学, 経済学部, 教授 (30287841)
胥 鵬 法政大学, 比較経済研究所, 教授 (60247111)
近藤 章夫 法政大学, 経済学部, 教授 (60425725)
武智 一貴 法政大学, 経済学部, 教授 (80386341)
藤田 麻衣 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 地域研究センター東南アジア研究グループ, 主任研究員 (50450507)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | アジア経済 / 中国 / インド / アセアン / 競争力 / 産業集積 / 比較優位 / 貿易コスト |
Outline of Annual Research Achievements |
2015年11月14-15日に、海外は中国、インドとベトナムから、国内は東京大学、青山学院大学、武蔵大学、神戸大学、福岡大学等の研究機関から研究者を迎え、本研究の分担者の研究成果披露を中心に、法政大学博士課程院生を交えて、法政大学比較経済研究所と共同で国際コンファレンス"Asian Economy at the Crossroad: China, India, and ASEAN”を開催した。分担者近藤は東アジアで競争が激化しているフラットパネルディスプレイ産業を事例として、市場と技術の変化に対応した電機メーカーの事業所再編および経営資源のリストラクチャリングの史的記述と、既存産業集積への影響について考察した。分担者藤田はベトナムの電動二輪車産業に関する現地調査を実施し、中国とのリンケージを通じた地場組立企業が成長しつつあることが確認できたため、今後、電動二輪車産業の発展メカニズムの解明を進めていきたい。分担者胥・田村は、Eaton and Kortum [2002] のモデルをもちいて、先進国とアジア主要国の輸出競争力を測定した。比較優位で測定すると、中国の輸出競争力は上昇し、2007年以降はサンプル国中でトップであるのに対し、インドの競争力は上昇していない。絶対優位で測定すると、中国の順位は下がるため、中国の輸出競争力は低賃金によるものと考えられるが、近年向上しており、R&D支出の上昇が技術向上に貢献しているものと考えられる。分担者渡邊は中国国営企業の価格設定からソフト制約の可能性を探った。財や情報の地理的な移動にかかるコストについて、品質や貿易コストのタイプを一般化し日本のデータを用いて、分担者武智は、貿易コストに財の品質が与える影響が大きく、貿易コスト低減による厚生改善効果が大きい事を示した。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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