2014 Fiscal Year Annual Research Report
途上国農村地域における初等教育の教育成果に関する調査ーコロンビアでの追跡調査
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25301052
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
鈴木 隆子 九州大学, 言語文化研究科(研究院), 准教授 (00437071)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三輪 千明 倉敷市立短期大学, その他部局等, 教授 (00345852)
笹岡 幹子(西村幹子) 国際基督教大学, 教養学部, 准教授 (20432552)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 教育学 / 国際開発学 / 国際教育開発 / コロンビア / エスクエラヌエバ / 教育成果 / 追跡調査 |
Outline of Annual Research Achievements |
2014年2月に開催した東京での国際合同会議を受けて、3月から8月にかけて、研究分担者と共にコロンビアのエスクエラヌエバ財団およびロスアンデス大学と国際連携調査の委託調査に関する協議をメールおよびスカイプで行い、8月14日に合意に至った。 同じく2月の合意を受けて、エスクエラヌエバのレビューを研究代表者と研究分担者の3名でエスクエラヌエバの先行文献レビューを分担して行い、調査のための変数を絞った。8月1日に東京で研究分担者との国内会議を開催し、それぞれの分担箇所を持ち寄って調査ツールについて協議し、4つの変数に絞った。これをもとに、研究代表者と研究分担者の3名で3つの主要変数を一つずつ担当し、それぞれの指標を開発し質問票案を作成した。 9月14日から10月13日まで研究代表者がコロンビアに渡航し、コロンビアの研究協力者とともに協議しながら質問票を作成した。10月6日に日本との合同スカイプを行い、質問票の最終原案に至った。10月30日にボゴタ近郊でパイロット調査を実施して質問票を加筆修正し、最終案をスペイン語訳した。 11月15日に開催された国際教育研究フォーラムにおいて研究代表者が、この科研に関する初めての発表として、ここまでの成果について進捗状況を報告発表した。 11月11日から18日までの5日間、コーヒープランテーションに位置する2郡の中学校30校で、エスクエラヌエバ小学校を卒業した6年生1,047名に質問票を配布した。12月から2015年2月まで調査結果のデータ入力、3月から4月にかけてデータ整理をしている途中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成26年度(2014年度)に計画していたことはほぼ100%達成しているから
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Strategy for Future Research Activity |
4~8月:平成26年度に実施した調査結果のデータ整理を行い、それを各自の分担箇所について分析する。6月に研究代表者はバルセロナと鳴門教育大学で開催される国際学会において自分の分担箇所の発表を行う予定である。
6~8月の間に東京で研究代表者と研究分担者が集まり、それぞれの分担を持ち寄り、全体枠組みをそろえていく予定である。11月の国際開発学会で研究代表者と研究分担者の3名が共同発表する予定である。
8~9月:コロンビアに渡航し、昨年度実施した調査対象校30校を訪問し、1047名のサンプル数をできるだけ落とさないで追跡調査ができるよう、学校資料を収集するなどして、コンタクトを保つ。
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Causes of Carryover |
研究調査期間中もっとも大きな支出額が予想される調査を今後控えているのでそれに備えつつ、円安が開始時より進んでいるので今後の為替損益を見込みながら、多少抑え気味に執行しているから。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度以降執行見込み
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Research Products
(1 results)