2018 Fiscal Year Annual Research Report
Non-cognitive skills gained by Escuela Nueva primary schools in Colombia
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25301052
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
鈴木 隆子 九州大学, 言語文化研究院, 准教授 (00437071)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三輪 千明 広島大学, 国際協力研究科, 准教授 (00345852)
笹岡 幹子 (西村幹子) 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (20432552)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 教育学 / 国際開発学 / コロンビア / 非認知的能力 / エスクエラヌエバ / 自律学習 / 自尊心 / 民主的態度 |
Outline of Annual Research Achievements |
21世紀型人材育成において、認知能力と共に非認知的能力を見つけることがこれまで以上に重視されている。それを測る上で「教育の投入」「教育過程」「教育効果」については比較的多くの調査が実施されているのに対し、より深く長期的な調査を必要とする「教育成果」についてはあまり多くない。したがって当研究は、認知能力及び非認知的能力における教育の質(教育効果)に定評があり、グッドプラクティスとされるコロンビアのエスクエラヌエバ小学校の卒業生の追跡調査を通した事例研究を行うことによって、非認知能力が長期的に獲得されているかを検証した。2014年に先行研究によって抽出した「自律学習」「自尊心」「民主的態度」の3つの指標に基づき、2014年小学校卒業直後に配布した同じ質問票を中学卒業直前に同じ生徒(約1000名)に配布して調査を実施し、2014年の結果と比較分析した。分析方法は、因子分析、分散分析、回帰分析の3種類である。その結果、2014年の小学校卒業直後に効果のみられた「自律学習」は残念ながら3年後には残っていなかった。つまり、自律学習等非認知能力を伸ばす学習内容を取り入れても、伝統的な競争社会に基づく中等教育制度において、それは消滅していた。これは、児童は確かに「自律学習」を身に着けていたが、その環境を維持しなければそれは失われるということであり、継続的な教育のあり方が求められる。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(9 results)