2015 Fiscal Year Annual Research Report
アンコール遺跡バイヨン中央塔の総合的な安全性評価と対策の実践に関する研究
Project/Area Number |
25303022
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
新谷 眞人 早稲田大学, 理工学術院, 名誉教授 (30434319)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中川 武 早稲田大学, 理工学術院, 名誉教授 (30063770)
下田 一太 筑波大学, 芸術系, 助教 (40386719) [Withdrawn]
岩崎 好規 一般財団法人地域地盤環境研究所, その他部局等, その他 (80450899)
山田 俊亮 安田女子大学, 家政学部, 助教 (80580076)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | アンコール遺跡 / 組積造 / 保存修復 / 構造工学 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、過去に設置したモニタリング計測を継続して実施し、長期間のデータを得た。これまで短期間のデータに実施してきた分析のためのアルゴリズムを基に、長期間のデータを分析するアルゴリズムの開発を併せて進めている。 また、これまでに実施した風洞試験結果から実際の保存修復の計画案を報告している。その中で、対策工の補強部材を提案し、現在、研究成果を工事実施に向けた調整段階にある。また、本研究課題を通じて開発した、3Dスキャンから3Dプリントで風洞模型を製作するアルゴリズム、手法をまとめ報告した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
共同研究先とも良好な連携の元、研究を推進している。当初の研究計画書に記した事項も概ね適切に研究を推進できている。研究成果を、実際の保存修復事業に応用する段階にある。
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Strategy for Future Research Activity |
実際の保存修復事業に応用する上で、提案する対策工の部材の強度試験を実施する計画である。強度試験結果に基づき、モックアップ工事への適用、保存修復事業への応用を行う。
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Causes of Carryover |
研究成果を実際の保存修復工事に適用するに当たって、次年度に研究を実施する必要が生じたため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
主に、提案する補強部材の強度試験、モックアップ作成のための費用に使用する計画である。また、現地での実験、データ回収のための渡航費にも使用する計画である。
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Research Products
(4 results)
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[Presentation] Foundation of Main Central Tower, Bayon2015
Author(s)
Y.IWASAKI, M.FUKUDA, S.YAMADA, T.KOYAMA
Organizer
Bayon Symposium 2015
Place of Presentation
Japanese government team for safeguarding Angkor and APSARA authority, Siemreap, Cambodia
Year and Date
2015-12-05
Int'l Joint Research
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