2016 Fiscal Year Annual Research Report
Molecular epidemiology and population dynamics of rotaviruses in Asia based on novel comprehensive whole genomic analysis method
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25305022
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
小林 宣道 札幌医科大学, 医学部, 教授 (80186759)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鷲見 紋子 札幌医科大学, 医学部, 准教授 (10363699)
漆原 範子 札幌医科大学, 医学部, 講師 (80396308)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | ロタウイルス / 遺伝子型 / 分子疫学 / 中国 / バングラデシュ |
Outline of Annual Research Achievements |
B群ロタウイルス(RVB)は成人および小児における下痢症の稀な原因として知られ、中国、インド、バングラデシュ等、アジア5ヵ国で検出されている。ヒトRVBは遺伝子学的に単一で、中国とインドの2系統があることがわかっているが、遺伝学的多様性は殆どないとされている。我々はバングラデシュにおけるA群ロタウイルス(RVA)の疫学研究の中でRVBの小流行に遭遇し、異なる2種のRNAパターン(E1、E2)を示す14株を検出したのでそれらの遺伝子系統解析を行った。RVB株の全遺伝子分節はインドの系統に属していたが、8つの分節は2つの亜系統に分けられた。E2のRVBはインドに広く分布するRVBと同じ系統であった。E1のRVBは、8遺伝子が2000年以来バングラデシュで主流であったBang117株と同じ系統であったが、3遺伝子のみE2と同じ系統に属していた。このことから、E1の株は元々バングラデシュで主流であったRVBとインドで優勢なRVBとの間で形成されたリアソータントであると考えられた。以上より、ヒトRVBにおいてもRVAと同様に遺伝子交雑が自然界で起きていることが示唆された。 G9P[8]RVAは近年中国で増加しており、武漢市では2011-2016年、小児に検出されたRVAの72%を占めていた。本研究では65株のG9P[8]株を選び、全遺伝子配列の決定と系統解析を行った。それら全株がWa様遺伝子群に属していたが、9遺伝子分節で2つの系統が区別された。そのうちG9を規定するVP7遺伝子は、G9の世界的流行株とは異なり、中国のブタロタウイルスに近いことが判明した。VP7以外の遺伝子分節は以前優勢であったG3P[8]RVAに近いことから、現在のG9P[8] RVAは、従来優勢であったG3株と中国のブタG9 RVAとの間で起きた遺伝子交雑により形成され、ヒト集団で拡がったことが示唆された。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] Distribution of two distinct Rotavirus B (RVB) strains in the north-central Bangladesh and evidence for reassortment event among human RVB revealed by whole genomic analysis2017
Author(s)
Aung MS, Nahar S, Aida S, Paul SK , Hossain MA, Ahmed S, Haque N, Ghosh S, Malik YS , Urushibara N, Kawaguchiya M, Sumi A, Kobayashi N
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Journal Title
Infection Genetics and Evolution
Volume: 47
Pages: 77-86
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research / Acknowledgement Compliant
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[Journal Article] Whole genomic analysis of G2P[4] human Rotaviruses in Mymensingh, north-central Bangladesh2016
Author(s)
Aida S, Nahar S, Paul SK, Hossain MA, Kabir MR, Sarkar SR, Ahmed S, Ghosh S, Urushibara N, Kawaguchiya M, Aung MS, Sumi A, Kobayashi N
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Journal Title
Heliyon
Volume: 2
Pages: e00168
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research / Acknowledgement Compliant
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