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2013 Fiscal Year Research-status Report

発話音声から疲労度を検出する音声セグメントに基づく疲労度評価法の開発

Research Project

Project/Area Number 25330172
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionUniversity of Shizuoka

Principal Investigator

松浦 博  静岡県立大学, 経営情報学部, 教授 (60451085)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 秀島 雅之  東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 講師 (50218723)
Project Period (FY) 2013-04-01 – 2016-03-31
Keywords疲労 / 音声 / 基本周波数 / 音声セグメント
Research Abstract

疲労と音声の関係についてはいくつかの研究があるが、その評価のための特徴パラメータとしては、パワー、基本周波数、音韻長などが使用されていることが多い。本年度は従来から整備してきている音声分析システムVoiceAnalyzerに、すでにパワー、基本周波数、音韻長を求めるための機能は備わっている。しかし、基本周波数の計算処理が含まれていないため、この処理を追加した。基本周波数の計算にはケプストラム係数を経由して求める手法などがあるが、安定性の面から自己相関関数を経由して計算する方式が優れていることが分かった。すなわち、F0の計算には以下の式を用いた。
N-L-1
G(L)=Σ  p(k)p(k+L)      (L=73,74,・・・,366,367)
k=0
また、スマートフォン上で録音した音声データを解析し、結果をスマートフォンに通知するシステムを作成した。これによって、ユーザはスマートフォンだけ持っていれば、音声を入力し検査結果を知ることができる。その手順は、(1)ユーザはスマートフォン内蔵のPCM録音ソフトで録音したWAVファイルを解析PCに対してメール送信する。(2)スマートフォンからの解析依頼メールを受信すると、解析PCが自動的にメール受信し添付のWAVファイルの解析を行う。解析自体はVoiceAnalyzer(非表示状態)で行う。(3) VoiceAnalyzerでの解析が完了すると、引き続き判定プログラムを自動起動して判定を行う。判定結果であるテキストファイルは、判定プログラムと同じフォルダに作成される。(4)判定プログラムでの判定が完了すると、判定結果テキストファイルの内容を解析依頼元のスマートフォンにメール送信する。(5)ユーザのスマートフォン側で判定結果を受け取る。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

疲労に関し従来研究で行われている特徴パラメータについて準備ができた。
スマートホンで簡単に音声を入力できる環境およびデータ収集を遠隔システムにおいて実施できる環境および判定結果を遠隔で通知できる環境を整備できた。

Strategy for Future Research Activity

多くの被験者にデータ収集を行ってもらい実験データベースを充実させる。また公開のデータベースを用いて評価実験を行う。実験結果から音声セグメントの有効性の確認や一般的な特徴パラメータとの有効性の比較、さらには併用した場合の効果について実施する。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

次年度、本年度開発した評価システムの一部機能の改良を行うため、システム開発の支援を外部業者に依頼するためのソフトウェア外注経費を確保するため
主な費用として、ソフトウェア外注経費に100万円を使用し、データ収集費として40万円を使用する。

  • Research Products

    (1 results)

All 2014

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 音声セグメントと基本周波数によるアクセント型の推定と留学生の促音発話2014

    • Author(s)
      松井文香,松浦博, 和田淳一郎, 犬飼周佑, 秀島雅之
    • Organizer
      日本音響学会2014年春季研究発表会
    • Place of Presentation
      日本大学理工学部
    • Year and Date
      20140310-20140312

URL: 

Published: 2015-05-28  

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