2013 Fiscal Year Research-status Report
n次元データマイニングによる進化型消費者行動モデリング
Project/Area Number |
25330270
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
HUANG Runhe 法政大学, 情報科学部, 教授 (00254102)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
JIANHUA Ma 法政大学, 情報科学部, 教授 (70295426)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
Keywords | big data / smart business / data mining engine / fusion technique / human modeling / smart service |
Research Abstract |
研究実績の概要(~平成26年3月31日) 平成25年度、私たちはビジネスウィズダムフレームワークを提案した。これはデータマイニングエンジン、KIDフュージョンエンジン、そして企業と顧客の両方に利益をもたらすスマートビジネスとサービスのためのヒューマンモデリングからなっており、この概念と設計についてオンライン小売ビジネスにおけるシナリオを通してその妥当性と可能性を示した。その上で、融合技術に基づいたデータマイニングエンジン(DME)、KIDフュージョンエンジン、そしてヒューマンモデリングに基づいた統合フレームワークの研究を進めてきた。Cyber-Iのオープンプラットフォームの開発やCyber-Iの誕生、成長メカニズムとそのプライバシー制御モデルの開発も進捗している。 そして、活用データの明確化においては、オンライン小売ビジネスを応用対象としてデータ収集、整理、分析を進めた。具体的には実際に企業が集めた顧客自身や彼らの購買履歴を用いて、いくつかのビジネス目的に対してどのようにデータ、分析アルゴリズムを選別し、分析結果をどのように目的に沿った形で出力すべきか、実際に試行を繰り返した上で検討した。また現実世界からのデータ取得に関してはウェアラブルデバイスの活用について検討中である。消費者行動モデルの構造の検討と設計においては、既存の顧客分析手法を基にした顧客の分類と傾向の分析を通して消費者モデルの要素を検討した。データマイニングエンジンの設計においては融合技術に基づいた設計をした。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画の通り順調に進展しました。 平成25年度の研究成果は雑誌論文2件、学会発表4件、招待演講1件。
|
Strategy for Future Research Activity |
今後の研究は以下の研究計画の通りを推進します。 1. データマイニングエンジンの実装: 平成25年度に検討したデータマイニングエンジン(DME)を実装し、その評価をする。DMEの中枢部である融合スケジューリングエンジンの設計案を予め幾つか検討しておき、オンラインショッピングサイトの1つを例に取ってプロトタイプを作成し、評価をすることで最も効率的である案を採用する。これには長期間の評価が必要であると考えられ、継続して進めていく。 2. マイニング結果から抽出した情報や知識の融合(融合アルゴリズム群技術の実用):データマイニングエンジンによって得られた情報はモデルの持つ情報の断片である。そこで融合アルゴリズム群を用いてそれらを融合し、モデルを表現するにあたり有効的で、効率的で、意味のわかる集合知を出力する。このアルゴリズム群は、試験によって得られた結果を元に繰り返し改善をすることでモデルをより正確に表現出来ると考えられる。 3. 融合された知識データからモデルを成長させるためのインターフェースの構築: 融合された知識データをモデルのコンポーネントに当てはめるための柔軟なインターフェースを構築する。このインターフェースの仕様に従っていれば第三者のもつデータをモデルに反映させることが可能となるため、より汎用的なモデルを生成できる上、第三者が提供したデータによってモデルを成長させることも可能である。 4. 研究成果の発信: 消費者を取り巻くビッグデータを元にどのように消費者のモデルを生成し、成長させるか、またそのモデルを利用することで何が期待されるかを明確にし、国内外の学会発表や雑誌論文を通して社会に発信する。
|
Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成26年度の予定ではシステムの実装と国際会議等の研究成果の報告のための海外活動により高額な経費が必要であったが、実際は初年度の活動として重要であった研究調査、構想の提案と枠組みの設計に時間を要したため、次年度使用額が生じた。 (1)設計したデータマイニングエンジンとKIDフュージョンエンジンの実装における人件費;(2)研究成果の報告のための海外活動における旅行費;(3)会議論文・雑誌論文執筆時の校閲経費;(4)フォーラムへの出席等により他研究者や協力者との意見交換や議論をする上での謝金や旅行費。
|
-
-
-
[Presentation] Modeling and Learning of Awareness Systems2013
Author(s)
Qiangfu Zhao, Runhe Huang, Qun Jin, Tosiyasu L. Kunii
Organizer
IEEE International Conference on Awareness Science and Technology & Ubi-Media Computing (iCAST’13)
Place of Presentation
Aizu-Wakamatsu, Japan
Year and Date
20131102-20131104
-
-
-
-