2015 Fiscal Year Research-status Report
音楽における多声性と階層性を表現できるモデル・手法の開発
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25330436
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| Research Institution | Hiroshima City University |
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Principal Investigator |
林 朗 広島市立大学, 情報科学研究科, 教授 (60240909)
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| Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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| Keywords | 音楽情報処理 / 楽曲の階層性 / 楽曲のせグメンテーション / コスト関数 / ダイナミックプログラミング / ２パスアルゴリズム |
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| Outline of Annual Research Achievements |
ジャーナル論文執筆・投稿を目指して，より本格的な実験を行い，以下のようなことを示した．．（１）コスト項目を追加することにより．セグメンテーションの精度が向上する，（２）２パスアルゴリズムにより，１パスの場合より精度が向上する，（３）最新の要素技術を用いて，全体として，高い精度を達成する．また，これまで実験対象としたRRWC１００局以外にビートルズ１７７局をも実験対象とした．
研究成果をもとにジャーナル論文を執筆投稿した．
残念ながら採択はされなかった．
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究代表者は平成２７年度中は，情報科学部・研究科の教務委員長を務めたため，多忙であり，研究時間の十分な確保ができなかった．
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| Strategy for Future Research Activity |
昨年末に投稿し，残念ながら不採用となった論文の，査読者（３名）のコメントを参考にして，以下のような論文加筆および追加実験を行い，論文出版を目指す．
１．論文加筆（１）組み合わせアプローチやコスト関数使用に関する先行研究と本研究とのより詳細な比較を行う．（２）実験でとりあげたベンチマーク問題の実行結果について，他研究との詳細な比較を行う．（３）「オーディオからの楽曲のセグメンテーション」問題に関する最新の研究成果との比較を行う．（４）提案手法が対象とする楽曲のクラスを明確化する．
２．追加実験の実施（１）現在の実験では与えられたデータの内，決められた１０分の１を学習データ，残りをテストデータとして使用しており，性能評価が学習データ，テストデータへの分割に依存している．（計算時間はかなり長くなるが）学習データ，テストデータへの分割に依存しない実験法として， ｋ重交差検定の実行を検討する．（２）現在のコスト関数の重みは１パスアルゴリズム用に最適化されているが，これを２パスアルゴリズム用に最適化し，１パスアルゴリズムに対する２パスアルゴリズムのより明確な優位性を示す．（３）特徴ベクトルの新規性を計算する際のウィンドウの大きさを再検討する．
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| Causes of Carryover |
多忙のため，準備が間に合わず，予定していた国際会議参加，発表を行わなかった．
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| Expenditure Plan for Carryover Budget |
論文投稿のための，追加実験や英文校正の謝金にあてる予定である．
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