2015 Fiscal Year Annual Research Report
グリーン・レメディエーション手法導入による土壌地下水汚染対策の推進に関する研究
Project/Area Number |
25340085
|
Research Institution | The Open University of Japan |
Principal Investigator |
平田 健正 放送大学, 和歌山学習センター, 所長(特任教授) (30093454)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
江種 伸之 和歌山大学, システム工学部, 教授 (00283961)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
Keywords | 水工水理学 / 地盤工学 / 環境技術 / 土壌地下水汚染 / グリーンレメディエーション |
Outline of Annual Research Achievements |
グリーンレメディエーションでは,大気,水,エネルギー,資源,生態系の5項目に対して,環境負荷を最小限にする工法を選択することが求められる.そこで,平成27年度は,前年度までの成果を利用して,(一社)土壌環境センターが提案している算定方法(COCARA)をベースに,現場に適したモデルへの改良を行い,3つの対策技術のエネルギー消費量,温室効果ガスおよび大気汚染物質排出量を算出した. 平成26年度の評価では,原位置バイオレメディエーションが最も環境負荷が少ない技術であり,地下水揚水処理のは原位置バイオレメディエーションの約6倍となった.ただし,原位置バイオレメディエーションは地下水揚水処理よりも適用できる現場が限られ,また高濃度汚染現場には適用できないなどの制約がある.このため,グリーンレメディエーションの推進を図るためには,単一の技術に頼るのではなく,複数の技術を準備しておくことが重要となる. このことを踏まえ,平成27年度は,原位置バイオレメディエーションよりも環境負荷の大きな地下水揚水処理および両者併用技術の環境負荷を低減する方策を検討した.これまで得られた知見からは,地下水揚水処理と両者併用技術ではエネルギー消費に伴う環境負荷の大きいことがわかっている.そこで,太陽光発電などの再生可能エネルギー導入による効果などについて検討した.その結果,ケーススタディとして取り上げた実現場にある建屋の屋根を使って太陽光発電を行うことで,両者併用技術であれば原位置バイオレメディエーションと同程度,地下水揚水処理でも原位置バイオレメディエーションの約3.4倍までエネルギー消費を抑えられる可能性が見出された. また,3年間に実施してきた数値解析技術を用いた汚染浄化予測手法と環境負荷量算定手法(COCARA)を組み合わせた”グリーンレメディエーション評価手法”についてのとりまとめを行った.
|