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2016 Fiscal Year Annual Research Report

Color Universal Design of Digital Work Book

Research Project

Project/Area Number 25350027
Research InstitutionKogakuin University

Principal Investigator

市原 恭代  工学院大学, 情報学部(情報工学部), 准教授 (10301813)

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2017-03-31
Keywords色覚 / カラーユニバーサルデザイン
Outline of Annual Research Achievements

IT革命の進みつつある現代の先進諸国では光源色は至るところで見かけられる。銀行や駅のタッチパネル、電車の電光掲示板、携帯電話の画面の液晶や充電を知らせる小さなLEDランプ、ゲーム機にも携帯ノートパソコンにも、カラー画面の光源色が溢れている。しかし、その色彩の使用は全ての人々の色覚に対して、バリアフリーであるとはいえない。例えば、東京の12本の地下鉄には、それぞれ固有の路線に12色が用いられているが、いわゆる色弱者や従来色盲と呼ばれていた強度の色弱者である2色型色覚の人々により半蔵門線の青紫と新宿線の黄緑で色混同が起きるので変えて欲しいという訴えがあった。
多数派の色覚と赤緑色覚異常の色カテゴリーは異なる。これは混同色軌跡から容易に推察できる。混同色軌跡は色弱が混同する色を教えてくれる。しかし色弱はどこまでの範囲の色を同じ色と分類するかは教えてくれない。色カテゴリーの特徴を解明できれば、少数派が”同じグループの色”、”異なるグループの色”と感じる色が多数派色覚にも容易に理解できるようになる。この研究では赤緑色覚異常といわれる人々の色彩感性に対応し、色カテゴリーの一部を抽出することに成功した。また、少数派に読みやすく、多数派に読みにくいサインの研究も合わせて行い、これによって少数派の色覚者が持っている色世界観が完全ではないが窺うことができた。これらの基礎研究の下に教科書のカラーユニバーサルデザインを推進し、光村出版をはじめとする多くの教科書会社で色校閲を行った。

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Published: 2018-01-16  

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