2017 Fiscal Year Annual Research Report
An Intergenerational study on Dietary Environment and Eating Habits of Okinawan People: For the Revival of Healthy Longevity
Project/Area Number |
25350097
|
Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
田原 美和 琉球大学, 教育学部, 准教授 (30347124)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2018-03-31
|
Keywords | 沖縄 / 食意識 / 食行動 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、沖縄県民の世代間の食意識や食行動について、質問紙調査等を通して世代ごとの現状や傾向を把握し、それらの結果をもとに最終的には食育に関する基礎的な資料や教材を作成し、学校等で提案・活用することにより健康長寿地域の再興に向けて寄与する事を目的としている。平成29年度は、学校現場と連携しながら取り組んできた食育教材の整理・作成、授業実践および検証を行った。具体的には、1.沖縄県内5地域の高校生・保護者・祖父母を対象とした質問紙調査の結果より、高校生(分析対象者:1512名)は健康的な食生活を営むために学びたい(もっと学んでみたい)食に関する内容(複数回答)は、調理実習1125名(74.4%)、食品に含まれる栄養素やエネルギー692名(45.8%)等の順に高かった。これらの調査結果や先行研究をもとに、県内高等学校の家庭科教諭、食育インストラクターらと協働で、食品・栄養に関するカード教材を作成した。併せて、カードの食品に含まれる栄養素やエネルギー、栄養成分の特徴や調理特性、食材を活用した料理の例(沖縄の郷土料理含む)等を記載し、調理実習の献立作成の支援にもなるよう資料集の提案を行った。2.家庭科教諭によるカード教材を活用した授業実践の事前・事後の質問紙調査の結果から、実践することにより栄養、食品、調理等に関する知識や意識の変容の可能性が示唆された。今後は、食生活への実践や有効性を検討していくことが課題である。
|
Remarks |
田原美和 比嘉雅美 名嘉裕子:「食品・栄養分類カード」・資料集:2018年
|
Research Products
(2 results)