2014 Fiscal Year Research-status Report
脳神経活動に対するフードテクスチャーによる口腔内刺激の意義
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25350105
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| Research Institution | Tokyo Health Care University |
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Principal Investigator |
小城 明子 東京医療保健大学, 医療保健学部, 准教授 (30412927)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹内 由里 松本歯科大学, 歯学部附属病院, その他 (40534441)
柳沢 幸江 和洋女子大学, その他部局等, 教授 (60191160)
細田 明美 東京医療保健大学, 公私立大学の部局等, 講師 (40449418)
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| Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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| Keywords | テクスチャー / 食品 / 咀嚼 / 口腔内刺激 / 脳神経活動 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
脳活動の評価法として採用している「短期記憶力テスト」は、標準化されたテストではないため、文献に基づき作成した。プロトコール上必要となる6セット分を作成し、それらを今後のデータ取得の対象とならない者8名を対象にランダム順に実施して、それぞれの難易度が同等であることを確認した。これをもって、データ取得の準備が整った。
健常成人の対象者を募り、3種の試料（テクスチャー・サンプル）として①飲む、②舌で押しつぶす、③咀嚼する食事を、日を替えて摂取させ、食事前後の短期記憶力テストおよび注意機能を反映する検査であるTrail making test；TMTの結果の差異を調べた。参考として、JMS舌圧測定器により最大舌圧を、オクルーザルフォースメータGM10により最大咬合力を併せて測定した。また、食事前後の自覚するストレス度（6段階）および食事に対する評価（5段階）の回答も得た。
9名分のデータ取得を終了した。次年度も継続してデータ取得を行っているが、平成26年度末の段階で、研究計画の評価を行う目的で解析を行った。その結果、①～③の試料以外に、①と②の間に当たるテクスチャーの食事や、②の中に③を1品含めた食事についても、検討する必要があることがわかった。次年度はこれらについてもデータ取得を行うこととした。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
データ取得までの準備に期間を要したが、データ取得を開始できたことから、ほぼ計画通りの進行であると考える。
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| Strategy for Future Research Activity |
今年度中に得たデータを、研究計画を評価する目的で解析したところ、3種のテクスチャー・サンプルの他に、2種のデータがあるとより良い結果が得られることが推測された。そのため、次年度はこれらについてもデータ取得を行うこととした。それらのテクスチャー・サンプルは市販品から選択する予定だが、官能評価だけでなく、物性測定を合わせて行い、検討したい。
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| Causes of Carryover |
昨年度記載したとおり、当初の研究プロトコールで使用を予定していた脳神経活動を評価する市販テストの利用を取りやめたこと、試料を市販品でまかなうこととしたことによる。また、当該年度に予定していた国際学会への参加が、調整がつかず、見送りとなったことなどが、大きな理由である。
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| Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度は概ね計画通り使用する予定である。加えて、追加する試料の検討を行う際、物性測定を行うため、候補試料の購入や物性測定装置の消耗品等の購入に関わる費用が必要となる。当該年度までの未使用額にて賄う。
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