2016 Fiscal Year Annual Research Report
To determine whether dietary glycogenic amino acids regurats fructose preference.
Project/Area Number |
25350161
|
Research Institution | Kobe Gakuin University |
Principal Investigator |
堀川 陽子 神戸学院大学, 栄養学部, 実験助手 (40309422)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
|
Keywords | ショ糖 / 果糖 / 糖嗜好 / スクロース / アスパラギン酸 / グルタミン酸 |
Outline of Annual Research Achievements |
果糖嗜好性は、食餌中のアスパラギン酸(Asp)、グルタミン酸(Glu)によって調節される可能性が示唆された。 そこでタンパク質濃度17%(普通食)で、GluまたはAspを除去した食餌を投与したラットの小腸における糖輸送体(GLUT5、SGLT1、GLUT2)発現量と糖嗜好性の関係を解析した。小腸における単糖の吸収には独立した2つの機序がある。ナトリウム依存的糖輸送体SGLT1,濃度勾配拡散型糖輸送体GLUT5。また吸収された糖は測底膜側のGLUT2から毛細血管へ入る。上記食餌を28日間投与後、小腸を摘出し、幽門部から盲腸境界部までの長さを3等分し(上部、中部、下部)、それぞれの部位について3つの糖輸送体の発現量をリアルタイムPCRで測定した。結果、対照と比較して-Glu、-Asp群ともにSGLT1、GLUT5発現量が有意に上昇していた。また、-GLuは-Aspと比較して小腸中部SGLT1の発現が有意に上昇していた。いずれの部位も、GLUT2発現量に差は見られなかった。 Asp,Glu欠乏食投与によって、小腸の糖吸収に関する輸送体発現量が上昇していたが、Asp,Gluを5%相当添加した時の変化の有無についても測定し、総合的に検証する必用があると考える。
|