2014 Fiscal Year Research-status Report
郷土の大地の学びを児童・生徒に届ける「ジオラボ・宅配便」計画
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25350199
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| Research Institution | Kyoto University of Education |
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Principal Investigator |
中野 英之 京都教育大学, 教育学部, 准教授 (80554310)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村上 忠幸 京都教育大学, 教育学部, 教授 (20314297)
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| Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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| Keywords | 地学教育 / モデル実験 / 防災教育 / マルチコプター / 動画教材 / ユニバーサルデザイン / 郷土愛 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
地域の地学的特徴をとらえるための動画教材作成のために、動画撮影機能を備えたマルチコプター「ドローン」を導入し、神奈川県三浦市、東京都稲城市、福島県福島市、福島県伊達市、京都市等の露頭や河川における動画コンテンツを開発した。特に河川の動画の開発では、河川に浮くを投入し、上空から動画を撮影することにより、河川の流れを可視化することができるようになった。河川分野の教材開発でマルチコプターを有効に活用できることを明らかにするとともに、マルチコプター使用上の問題点や課題についても情報を得ることができた。
モデル教材の開発では、土砂災害と河川の流れの両方を体験的に理解できる教材を開発した。この教材は、模型で示される地形的な特徴から土砂災害の発生が起こりやすい場所を学習者自身が予想し、実際に土石流を発生させ、その予想を検証できるものであり、学習者自身が粘土で砂防ダムを作成する等の体験を通して、砂防ダムの利点や付随する問題点を考えさせるものである。さらに、特別支援教育分野で地学分野の教材が少ないことに着目し、各種のユニバーサルデザインの視点に基づく教材開発を進め、視覚障がい者が触覚をたよりに級化構造の生成過程を確認できる堆積実験教材を開発した。
これまでに作成してきた地層のはぎ取り標本や上記の動画やモデル実験を組み合わせた地域の自然への理解と興味を醸成できる学習プログラムを開発し、主に小学校で小学校の現場の先生方と授業実践を行い多くの知見を得ることができた。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
開発をした教材をホームページを通して広く利用を促していくことができていない状態であり、早急にその整備を行う必要がある。また、貝化石など化石を含む地層のはぎ取り教材の作成が進んでおらず、この点も今後の課題である。
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| Strategy for Future Research Activity |
開発した教材や、モデルとなる授業実践を様々な角度から検証するとともに、各地の教員が自由に利用できるよう、ホームページの整備を行う。更に、現職教員の研修を通して開発した教材の普及に努める。
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| Causes of Carryover |
当該研究費の残額の算出を見謝り、旅費の減額を行ったことにより発生したものである。
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| Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成27年度の旅費に使用する。
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