2013 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
25350201
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Wakayama University |
Principal Investigator |
秋山 演亮 和歌山大学, 宇宙教育研究所, 特任教授 (50375226)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
尾久土 正己 和歌山大学, 観光学部, 教授 (90362855)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | バルーンサット / 工学教育 |
Research Abstract |
昨年度までに開発したバルーンサットの基本構造を継続し、無線通信システムに改良を施した。昨年度まではモールス信号化した情報を聞き取り位置情報を入手していたが、今年度は映像送信情報の中に2次元QRコードを組み込むことに加えて、MAD-SSを使った位置情報収集システムに挑戦した。また1回の放球実験を行い、MAD-SSを使った位置情報収集システムの有効性に関して確認することが出来た。バルーンも初めて、改修に成功した。 また年間を通じて、気象庁等が実施しているラジオゾンデの航路情報と天気図情報を蓄積し、航路予測に向けたデータの蓄積を実施した。 また海外で広く行われているバルーンサット実験に関して情報を収集し、その結果を国内での実験結果にフィードバックすることが出来た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新しい無線通信システムを確立し、無事にバルーンを回収できたことは大きな成果である。 また映像撮影や機体に関しても、熱や電力問題を無事に解決し、きちんと動作させることが出来た。 また上空での映像も無事に回収することが出来ており、今後の解析に役立つと期待される。
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Strategy for Future Research Activity |
将来的にはバルーンサットの実験を、教育ツールとして全国規模に提供する事が目的である。そこで今後は、システムの安定性と定期的な運用を可能にするために、飛行経路沿線の受信設備等の充実に努め、さらに実験を繰り返して安定した実験環境を作り上げる予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
物品費・旅費等において、概算計算との差が生じたため。 物品費・旅費等は概算額であるため、予定額との差額が生じた場合に使用予定
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