2015 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
25350232
|
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
田中 佐代子 筑波大学, 芸術系, 准教授 (10326415)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 麻己人 筑波大学, 医学医療系, 講師 (50254941)
三輪 佳宏 筑波大学, 医学医療系, 講師 (70263845)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
Keywords | サイエンスビジュアリゼーション / サイエンスイラストレーション / ビジュアルデザイン / 情報デザイン / 視覚伝達デザイン / インフォグラフィックス / サイエンスコミュニケーション / デザイン教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成25:前年度、研究代表者が作成した「科学者のためのビジュアルデザインハンドブック」を配付した研究者を対象に、それに関するアンケート調査を行った。その結果、364件の有効回答を得た。次に回答結果を分析し、ハンドブックの有用性と問題点に関して学術的に検証した。検証結果は論文「『科学者のためのビジュアルデザインハンドブック』の有用性と問題点」としてまとめた(筑波大学芸術研究報、2014)。 平成26:本研究課題である研究者(科学者)によるビジュアル資料作成のための指針を構築するため、参考資料を調査し内容や解説方法を確認した。またPowerPointにおけるデフォルトの問題点を要素別に確認した。次に「図形と描画」「グラフ・表・チャート」「配色」「フォントと文字組」「画面の構成方法」といった指針構築に関わるビジュアルデザイン要素について、主に文献資料によって確認するとともに、これまでの研究成果である自身の論文の内容を再検討し指針案を作成した。また指針案の実際的効果を検証するため、研究者・大学院生に指針案を提示し、彼らによるビジュアル資料の改善前・改善後の違いを分析した。さらに関連する招待講演を14件行い、これまでの成果を発表すると共に、来場した研究者らと意見交換を行った。 平成27:関連する招待講演を16件行い、これまでの成果を発表すると共に、来場した研究者らと意見交換を行った。またブリスベンで開催された国際デザイン学会であるIASDR2015に参加し、情報交換を行った。また研究代表者と研究分担者が主催する、日本サイエンスビジュアリゼーション研究会のWEB サイトからも情報発信した。
|
Research Products
(17 results)