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2017 Fiscal Year Annual Research Report

Study on fostering the ability to think actively using concept maps

Research Project

Project/Area Number 25350295
Research InstitutionTamagawa University

Principal Investigator

宇井 美代子  玉川大学, 文学部, 准教授 (80400654)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 茅島 路子  玉川大学, 文学部, 教授 (80266238)
平嶋 宗  広島大学, 工学研究科, 教授 (10238355)
Project Period (FY) 2013-04-01 – 2018-03-31
Keywords概念マップ / Kit-Build / Scratch-Build / 主体的学修 / 知識の統合
Outline of Annual Research Achievements

平成29年度に行った分析においては,宗教学,社会学,法学,倫理学の観点から貧困とその支援を論じた授業において作成されたKit-Build概念マップ(以下,「KB」)における要点マップ(授業者が授業前に作成する授業内容の要点をまとめた概念マップ)に描かれた概念とリンク(以下,「KB概念」と「KBリンク」)を授業で提示された知識と捉え,平成27年度に収集したデータを用いてScratch-Build概念マップ(以下,「SB」)への統合のされ方を分析した。
具体的には,授業期間中に受講者が4回作成したSBに描かれた2つの概念とリンクから構成される命題をすべて抽出し,(1) SBの命題に含まれる2つの概念とも学習者が独自に作成,(2)1つの概念は受講者が独自に作成,1つはKB概念,(3)2つの概念とも同一の要点マップに由来するKB概念,(4)2つの概念が異なる要点マップに由来するKB概念,(5)2つの概念とリンクのすべてがいずれかの要点マップの命題と一致,の5つのカテゴリーに分類した。2回目に作成されたSBでは(5)のカテゴリーの出現率が高かったのに対して,3回目や4回目に作成されたSBでは(1),(2),(4)のカテゴリーの出現率が高かった。この結果から,受講者は授業初期には授業内容をそのまま受容した知識構造を有するが,その後,SBの回数を重ねるにつれて,異なる授業で学んだ知識を受講者が独自に統合するようになることが示唆された。次に,これら5つのカテゴリーの出現率とKB一致率やレポート評価との関連を検討したところ,関連が見られたのは一部においてのみであった。SB,KB,レポートというそれぞれの課題を達成するために必要な知識や思考の側面が異なることが示唆された。
また,平成29年度にも,同一の授業科目において,SB,KB,レポート課題等のデータを収集し検討を継続している。

  • Research Products

    (2 results)

All 2017

All Journal Article (1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] Scratch-Build概念マップからみた知識の統合とKit-Build概念マップの一致率やレポート評価との関連2017

    • Author(s)
      宇井美代子・茅島路子・市村美帆・林雄介・平嶋宗
    • Journal Title

      玉川大学文学部紀要『論叢』

      Volume: 58 Pages: 1-12

  • [Presentation] Kit-Build概念マップとScratch-Build概念マップからみた授業内容の能動的受容とレポート評価との関連2017

    • Author(s)
      宇井美代子・茅島路子・市村美帆・林雄介・平嶋宗
    • Organizer
      日本教育心理学会第59回総会

URL: 

Published: 2018-12-17  

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