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2016 Fiscal Year Annual Research Report

Introduction and evaluation of interpretation sharing phase by reflection support device on museum education

Research Project

Project/Area Number 25350299
Research InstitutionTokyo University of Technology

Principal Investigator

安藤 公彦  東京工科大学, 片柳研究所, 助教 (00551863)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 稲葉 竹俊  東京工科大学, 教養学環, 教授 (10386766)
井上 智史  駿河台大学, メディア情報学部, 助教 (70339547)
Project Period (FY) 2013-04-01 – 2017-03-31
Keywordsグループ展 / リフレクション支援装置 / 鑑賞サイクル / 解釈共有フェーズ
Outline of Annual Research Achievements

平成27年度に行った実験のアンケート結果やインタビューから、(1)他の鑑賞者の入力を細かく知りたい、(2)作家はどのように思っていたか、などの装置の改善点を明らかにした。
その結果から、(2)は本研究とは方向性の異なる鑑賞方策と考え、(1)の他の鑑賞者の入力を細かく知りたい、をリフレクション支援装置に追加するため改良を行った。改良は、他の利用者の解釈ががわかりやすいように、(a)他の利用者がどのような順序で装置に入力をしたかアニメーション表示をする、(b)入力時のインタフェースの改良などを行った。
改良後の装置を用いて、2017/1/30-2/3の5日間に渡り、7人の作家によるグループ展を開催し、アンケートおよび動画による行動記録を行うことで、装置の効果検証を行った。来場者数は約170名でアンケート回答者は19名となった。
アンケート回答者のうちリフレクション支援装置に触れたのは13名、そのうち「機器に触れることで作品を見直したくなりましたか?」の設問に対しては9名がYES、「他者の注目点を知ることで、新しい気付きはありましたか?」の設問に対しては8名がYESと回答しており、機器の有効性が確かめられた。また、「機器に触れることで、もともと興味のあった作品以外に興味をもつきっかけになりましたか?」の設問に対しては、3名のみYESとなっており、元々興味の薄い分野に対しては効果が低いことが示唆された。
本研究では鑑賞サイクルを生み出すことのできるリフレクション支援装置の開発を安価なタッチパネルを用いて行い、実際の展示を行うことで一定の成果があることを示した。また、作成したタッチパネル用リフレクション支援装置用アプリケーションのWindows/Mac環境での動作確認を完了し、Webでの配布準備を行った。今後は、このアプリケーションを一般に公開し、多くの展示で利用してもらうことを目指す。

URL: 

Published: 2018-01-16  

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