2015 Fiscal Year Annual Research Report
グローバルな協同表現活動による学びの場の構築のための理論と実践の統合
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25350302
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Research Institution | Chukyo University |
Principal Investigator |
宮田 義郎 中京大学, 工学部, 教授 (00239419)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原田 泰 公立はこだて未来大学, 公私立大学の部局等, 教授 (00272188)
上芝 智裕 中京大学, 工学部, 准教授 (30340186)
上田 信行 同志社女子大学, 現代社会学部, 教授 (80122141)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | グローバルコラボレーション / 持続可能なもの作り / 進化論的視点 / デザイン原理 / ワークショップ / 実践と理論の統合 |
Outline of Annual Research Achievements |
実践面では、6カ国の連携によるWorld Connection Projectで、各国から輸入されている製品の産地での生産者や環境などを輸出側と輸入側で共有することにより、大量生産・大量消費で分断されている生産者と消費者のコミュニケーションを実現した。Creative Collaboration Projectでは、手漉き和紙、伝統的手法による紙の作品、ダンスの身体表現など、コンピュータ以前の手仕事の技と、Raspberry PiおよびArduinoという最新の組み込みコンピュータの技術を融合したアート作品を、地域のアーティスト等とのコラボレーションにより大学生が制作し、豊田産業文化センターにて展示、解説を行い好評を得た。 音楽分野では、世界的ミュージシャンWomen of the Worldと連携し、15カ国以上の子どもたちがそれぞれの土地の言語で平和を表現した歌詞を制作して歌い、それらを統合して地球規模の合唱による平和の歌「World Peace Song」として制作した。2015年3月に名古屋のコンサートで参加者も演奏に加わり発表した後、8月にアムステルダム、2016年2月にバンコクでワークショップを実施し、オンライン配信と各国のパートナーからのメッセージにより、全員が参加する空間的時間的に開かれた音楽協同制作・演奏を実現した。 また、地域の研究者と実践者との連携による「愛知ワークショップ・ギャザリング」を開催し、地域の多くの参加者の体験の場と、大学、企業、民間の実践者・学生の学び合いの場として成果をあげた。 これらの実践の成果から、理論面では、大量生産・大量消費を生み出すProducer/Consumer Modelに基づくUser Centered Design の限界を指摘し、それらを克服するための新しい枠組みとしてCommunity of Creators Modelに基づくConnected Community Design を提案した。また、学習アージと社会アージの活性化・発動条件についての知見を得た。
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Research Products
(14 results)
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[Presentation] Scratch Orchestra2015
Author(s)
Yoshiro Miyata, Yasushi Harada, Nobuyuki Ueda, Tomohiro Ueshiba, Keiko Onishi
Organizer
Scratch Conference Amsterdam
Place of Presentation
University of Amsterdam
Year and Date
2015-08-12 – 2015-08-12
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