2014 Fiscal Year Research-status Report
ブレンディッドラーニングの最適設計と最適展開に関する研究
Project/Area Number |
25350364
|
Research Institution | Okayama University of Science |
Principal Investigator |
宮地 功 岡山理科大学, 総合情報学部, 教授 (30043722)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
成瀬 喜則 富山高等専門学校, その他部局等, 教授 (00249773)
吉田 幸二 湘南工科大学, 工学部, 教授 (80341171)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
Keywords | ブレンディッドラーニング / eラーニング / インストラクショナルデザイン / 授業設計支援システム / 学習効果 / 学習評価 / 力に関係した意識 / 用語認知度 |
Outline of Annual Research Achievements |
クリッカーを利用して授業への参加意識を高めるブレンド型授業を設計開発して,実践した.その結果,演習型授業で,10分程度で解答できる問題を解かせて,クリッカーを利用して解答させると,即座に正誤を知ることができるというメリットがある.また,その後の解く過程を覚えているときに,その解説をすることによって,間違い個所の理解を深めることができた.これについて,国際会議LICE2013で発表し,Literacy Information and Computer Education Journal, Vol. 5, Issue 2に掲載された. また,プログラミングをブレンド型授業で実践して,その効果を測定した.その結果,一般の力は余り向上していないが,プログラミングに関係した能力はかなり向上していることが判明した.これについて,国際会議CICE2014で発表し,International Journal Cross-Disciplinary Subjects in Education, Vol.5, Issue 4 に掲載された. オペレーションズリサーチについて,毎回演習用紙を配付して,その問題を正解するまで解いて再提出を繰り返す演習中心のブレンド型授業を設計し実践した.「問題を解くことと報告書作成に関する活動」は「情報をまとめ,表現する力に関する意識」を高めることに役に立つことがわかった.これについて,国際会議LICE2014で発表し,International Journal of Technology and Inclusive Education, Vol.4, Issue 1 に採録することが決まっている. これらの授業の設計と実践を通して,メディアの詳しい利用方法と効果の明確化,評価方法の研究,学習効果の調査と分析して,研究課題を進展させた.
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
この1年間にいくつかのブレンド型授業の設計と実践をして,学習種類別・授業形式別のメディアの利用方法と効果の明確化,ブレンド型授業の評価方法の研究,学習効果の調査と分析などを行い,研究課題を進展させた. また,プロトタイプの「ブレンド型授業の最適設計書作成支援システム」に,授業型と授業形態を追加,修正して,更に,アンケート調査用紙,授業計画書,などの例を追加して充実を図っている.
|
Strategy for Future Research Activity |
いくつかの授業を設計し,その中で学習効果が上がるようにメディアの利用方法を工夫して,実践して,意識,用語認知度,イメージ調査をして,効果を測定する.これらを通して,メディアの利用方法と効果の明確化,評価方法の研究,アンケート調査の分析などを行い,研究課題を進展させる. 「ブレンド型授業の最適設計書作成支援システム」の授業型と授業形態を初等中等教育機関向けに修正して,「初等中等教育機関向けのブレンド型授業の最適設計書作成支援システム」の開発を始めた.
|
Research Products
(16 results)