2015 Fiscal Year Annual Research Report
学習者の言語的背景と講義に連動した日本語学習システム開発
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25350365
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Research Institution | Okayama University of Science |
Principal Investigator |
椎名 広光 岡山理科大学, 総合情報学部, 准教授 (40299178)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 日本語学習 / プログラミング学習 / 講義評価 / 講義内容検索 / 日本語評価 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、①日本語の短文用のクラス分類手法、②講義内容の検索結果の評価と提示システム③日本語のコメントの評価手法④日本語単語の読み仮名の学習システム及び留学生向けTablet端末を用いたプログラミング学習システムの改良について研究を行った。 ①日本語の短文用のクラス分類については、日本語の評価コメントの素性からカテゴリ構造木を作成することで、コメント間の類似距離の測定に木構造カーネルを利用し、その類似性を測ることを行った。また、同分類のデータの近接性に正規分布と近接データの補完を利用したクラス分類手法についても提案を行い、ベンチマークテストに対しては、サポートベクタマシンと比較して、精度の改良がなされている結果を得た。 ②講義内容で検索される専門用語に対する日本語説明文の読みやすさを、日本語を母語としない留学生向けの評価行い、検索結果として評価すべき項目を洗い出した。その結果を利用して、異なり語彙数が語彙レベルよりも重要な項目であることが判明し、検索結果として提示すべき辞書情報のシステムを作成した。 ③日本語コメントの評価から単語の評価を、コメント文と単語を相互に繰り返して評価する手法を提案した。 ④日本語単語の読み仮名の学習システム及び留学生向けTablet端末を用いたプログラミング学習システムの改良においては、システムの安定性の改良やコンテンツの追加を行った。Tablet端末とサーバとの接続法の変更によりユーザごとの学習ログの解析を行いやすくした。また、コンテンツとしては、プログラムに関する応用問題を追加した。
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Research Products
(15 results)