2014 Fiscal Year Research-status Report
潜在保育士の再就職を支援する音楽実演映像によるモバイルラーニング
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25350367
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Research Institution | Kokusai Gakuin Saitama Junior College |
Principal Investigator |
田中 功一 国際学院埼玉短期大学, その他部局等, 准教授 (10413006)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小倉 隆一郎 文教大学, 教育学部, 教授 (60177201)
中平 勝子 長岡技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (80339621)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 潜在保育士 |
Outline of Annual Research Achievements |
潜在保育士が職場復帰を目指す動機付けの一つとして、音楽経験の再現により潜在保育士の行動に変化が見られるのであれば、職場復帰プログラムにおける音楽経験の役割を位置づける可能性が考えられる。研究初年次の企画立案に基づき、2年目は教員による音楽活動の映像と画像を制作し、一部の政令指定都市を含む全国都道府県子育て支援課計70件へ本企画書及び返信用アンケート葉書を発送した。郵送した企画書において、潜在保育士復帰の可能性として、平成25年度調査によると「条件を整えれば就労できる」層が3割いる一方で、「不安要素を取り除けば就労できる」層も3割いると指摘されている点を示し、待遇改善が重要な課題と言われる中にあって、不安要素を取り除けば就労できる3割の層に対して、音楽経験の再現前を突破口とした復帰プログラム提示の実験に協力を要請した。内容は、各県が実施する職場復帰プログラム参加希望者の募集に際して、①保育者が子どもと弾き歌いするイメージ写真をメインとしたポスター一枚に県の研修会プログラム日程等を入れて県内の各所へ掲示する、②同イメージのホームページ1頁を掲載する、③職場復帰プログラムに参加した方へアンケートを実施し、一連のアクションについて動機付けの効果を測定するとした。映像収録は2015年1月16日、埼玉県春日部市にある学校法人庄和森田学園「緑の森保育園」において実施し、2歳児クラスの園児が童謡に取り組む様子を収めた。収録後に映像編集を行いYoutubeへ限定公開で掲載し、企画書送付先から閲覧可能にした。https://www.youtube.com/watch?v=ZmF5MfHO1hk&feature=youtu.be また、ポスターは一部を郵送した。印刷イメージを次に示す。http://www.amy.hi-ho.ne.jp/pf-tanaka/senzaihoikushi.jpg
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
企画書作成、動画収録・編集、ポスター作成を終え、全国都道府県を中心に70の子育て支援課に発送を完了した。
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Strategy for Future Research Activity |
①全国都道府県を中心に70の子育て支援課に発送した企画書に対する返信(6月末)集計と分析 ②希望された子育て支援課との共同による本プログラムの実施。複数の希望があった場合は選考する。希望が皆無の場合はアンケート結果から可能性のある県に対して実施に向けた提案を行う。その提案が不調になった際は研究者の所属校の保育士または幼稚園教諭及び資格取得を目指す学生を対象としたアンケートに切り替える。 ③潜在保育士へのアンケートとその分析 ④本取り組みの報告
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Causes of Carryover |
Webサイト制作の案内が2015年3月になったため、2014年度の支出予定が2015年度にずれ込む結果となったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
コンテンツ制作の経費に充当する。
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Research Products
(5 results)