2014 Fiscal Year Research-status Report
保健医療福祉分野における地域住民発信情報の活用方法の提案
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25350450
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| Research Institution | Aichi Prefectural University |
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Principal Investigator |
永井 昌寛 愛知県立大学, 情報科学部, 教授 (60242905)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤原 奈佳子 愛知県立大学, 看護学部, 教授 (30178032)
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| Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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| Keywords | 保健医療福祉システム / 住民情報 / 集合知 / 専門知 / システムズアプローチ / 情報サービス / 情報システム / 感染症予防支援情報システム |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究では住民情報（集合知）および専門知を活用すれば保健医療福祉情報システムが従来のシステムと比較して住民にとってより高いメリットを提供できる可能性があることを示してきた。本年度は，ケーススタディとして感染症予防支援情報システムに適用して，住民情報を活用した感染症予防支援情報システムを設計・評価し，保健医療福祉関係者や研究者にヒアリング調査をすることによって，本システムのメリットや欠点を整理してきた。
住民情報および専門知を同時に活用する感染症予防支援情報システムを構築することによって，「病気に対する早期対応ができる」「予防対策を行うことができる」「情報の信頼性の向上が期待できる」「感染しやすい人が早期に判定できる」「新しい予防法が見つかる可能性がある」「病状に対して事前に対応することができる」等のメリットが期待できることがわかった。また，本システムの課題・問題点・リスクとして，「情報の発信源を明確に示す必要がある」「情報の正確性の判断等は利用者に任せる」「誤った情報に対して監視を行う」「住民の個人情報等の取り扱いを明確にする」「情報システムのセキュリティ対策を実施する」ことがあげられる。
また，本年度は住民情報および専門機関からの情報を活用した総合的な医薬品・健康食品検索管理支援システムの設計し，その研究発表と意見交換により，その特徴と欠点について整理している。さらに，予防医療支援情報システムの設計・提案に向けて，現在の健康管理システムの現状と健康管理における情報のあり方について情報収集および整理を行っている。
なお，本年度の研究成果として，研究論文が1つ採録され，研究発表を2回行っている。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
感染症の現状および感染症に関する情報システムの現状と課題等を把握・収集・整理し，住民情報（集合知）と専門知を活用した感染症予防支援情報システムの提案・設計・評価を行い，その結果をもとに感染症予防支援情報システムのメリット・課題・問題点等を整理しており，研究発表および一部の調査が実施できなかったものの，ほぼ計画通り進んでいる。
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| Strategy for Future Research Activity |
事例研究としての住民情報を活用した予防医療支援情報システム（健康管理支援情報システム）の設計に向けて，その具体的なシステムとして住民情報を活用する医薬品・健康管理検索管理支援システムを取り上げ，それら設計・分析・評価をもとに，保健医療福祉分野における住民情報の活用方法を探っていく。
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| Causes of Carryover |
学内業務が予想以上に多忙だったため，研究発表および一部の調査が実施できなかった。
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| Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度に，保健医療福祉関係者等の情報収集・意見交換をするための調査および研究発表を積極的に実施する。
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