2013 Fiscal Year Research-status Report
国際医療・介護交流に関する医学および社会科学・地域研究の視点からの学際研究
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25350463
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Tama University |
Principal Investigator |
真野 俊樹 多摩大学, 公私立大学の部局等, 教授 (20327886)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小野 真由美 千葉大学, 学内共同利用施設等, 助教 (00609688)
近藤 正規 国際基督教大学, 教養学部, 准教授 (30306906)
辻上 奈美江 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (30584031)
鳥居 高 明治大学, 商学部, 教授 (70298040)
豊田 三佳 立教大学, 観光学部, 准教授 (70648633)
清水 一史 九州大学, 経済学研究科(研究院), 教授 (80271625)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 国際医療交流 |
Research Abstract |
海外視察では、平成25年7月14日(日)~19日(金)の6日間に、インドネシアのジャカルタとタイのバンコクにおいて、病院マネジメントに関する事情視察を行った。東南アジア諸国は、民間病院における外国人患者の受け入れと医療ツーリズムの促進を。ジャカルタでは、2013年12月に開院予定であるサクラクリニック(Sakura Clinic)、ファトマワティ病院(Rs Fatmawati)、タケノコ診療所、メトロポリタンメディカルセンター(Rs Metropolitan Medical Centre)の視察と、タケノコ診療所山田医師とSMSインドネシア社木林琢磨氏によるインドネシアの医療事情に関するヒアリングを行った。バンコクでは、サミティベート病院(Samitivei Hospital)、ヤンヒー病院(Yanhee Hospital)、ベストケア(Best Care Nursing Home)の視察と、 サミティベート病院松尾氏、リエイ社平井氏、SMS小川氏、バンコク病院田中耕太郎氏によるタイの医療および介護事情に関するヒアリングを行った。 また、2014年2月23日(日)~2月28日(金)のインドバンガロールとシンガポール視察においては、セコムと豊通の出資のサクラ病院、富裕層向けのアポロ病院、フォーテス病院を視察し、シンガポールでは、シンガポールを代表する公的な急性期病院でありSGH、シンガポールでも高齢化に伴って重視されている亜急性期病院を視察した。さらに、日本人対応で有名なラッフルズ病院、日本資本ですが、国際患者を集客しているニチイインターナショナルクリニックを視察した。 国内での講演では、オマーンの元大使である森元氏に講演を伺い、また、サウジアラビアのDrHananの来日時に面談が行え、サウジアラビアの医療事情を理解した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
国内での講師の講演による情報収集、海外視察とも予定通り進捗している。また、2年目である今年度も、シンポジウム開催を含め、予定通り進捗している。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度海外視察は、国際医療交流において安倍政権のターゲットのひとつであるアラブと日本と同様にアラブへの国際医療交流に関心がある韓国への視察を行う。 また、共同研究者である立教大学豊田准教授と、7月17-18日に医療観光についてのシンポジウムを行う。ここには、韓国、シンガポールなどの海外の研究者も呼ぶことで、国際的な医療観光への取り組みが理解できることが期待できる。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
来年度のシンポジウムや視察に使用。 来年度のシンポジウムや視察に使用。
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