2015 Fiscal Year Annual Research Report
中高年の骨折頻発箇所である橈骨遠位端部骨強度を高めるノルディックウォーキング
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25350739
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Research Institution | Suzuka University of Medical Science |
Principal Investigator |
加藤 尊 鈴鹿医療科学大学, 保健衛生学部, 教授 (00329913)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大西 範和 三重県立看護大学, 看護学部, 教授 (20176952)
山下 剛範 鈴鹿医療科学大学, 保健衛生学部, 准教授 (10410937)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 橈骨 / ノルディックウォーキング / 筋横断面積 / 骨塩量 / 骨密度 / DXA / MRI |
Outline of Annual Research Achievements |
健康な若年成人女性19名に対して23週間に渡り1日30分、週2回のNWを課した。NWトレーニング期間終了時に、橈骨遠位端部1/10の部位にてDXA装置により測定した骨塩量、骨密度共に、コントロール群(18名)と比べ有意な上昇が認められた。しかしながら他の部位、並びに上腕中位部と大腿中位部筋横断面積には有意な増加は見られなかった。NWが骨折頻発個所である橈骨のトレーニングとして有効であると言えよう。NWのポールを押し出す動作が局所的に橈骨遠位端部への有効なストレスになっていたのではないかと考えられる。 次に、中高年に対するトレーニングスタディであるが、「広報すずか」にて参加募集をし、我々が主催したNW教室に参加した男女40名(女性31名、男性9名)を対象とした。NW有資格者講師による指導のもと、1回1時間、週2回(火・木曜日)のNW初心者を対象とした教室を6月から9月終わりまでの4ヶ月間行った。1)身体組成(Inbody430)、2)体力測定〔握力 GRIP-D)、全身反応時間(REACTION)、開眼片足立(CGTバランスパッド)、長座体前屈(デジタル長座体前屈計)〕、3)DXA法による骨塩量、骨密度測定(ALOKA、DCS-600EX、橈骨遠位端1/3,1/6,1/10)、4)血流依存性血管拡張反応(FMD)測定(UNEXEF38G)を6月と9月終わりに行った。その結果、体脂肪率の有意な低下、骨格筋量の有意な増加がみられた。FMD値や骨塩量、骨密度も増加傾向にあったが統計学的には有意な上昇とは言えなかった。体力測定値も同様であった。中高年について一定の効果は得られたと考えているが、昨年度は雨が非常に多く、教室の実施率が低かったことは統計的な有意差が得られなかった原因の一つであろう。
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[Presentation] 骨強度を上げる運動2016
Author(s)
加藤 尊
Organizer
日本運動器学会 第5回教育後援会
Place of Presentation
愛知県名古屋市
Year and Date
2016-02-13 – 2016-02-13
Invited
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